こんにちは。
木工とイラストと消しゴムはんこと
その他いろいろ活動しているchiy工房です。
2025年5月オープン工房期間にいただいたオーダー製作について一つずつアップしようと思います。
今回はこちら。
作り付けデスクと棚
3畳のスペースを事務所として使うため、依頼いただきました。
材料は依頼主様支給です。
棚板3段と
長尺(2m70㎝くらい)のデスク
素敵な窓ですよねーー。
天板が大きく長いので、この窓から入れました。
椅子もかわいい!
写真を撮らせてもらいました。
デスクと棚板でお仕事が捗りますように。
事務所づくりのお手伝いさせてもらって
ありがとうございました。
考察
デスク天板の加工について考えたことを記録しておきます。
長くなると思いますが興味のある方はおつきあいください。
材料は主様支給。
デスク用板の3割ほどの部分に虫食いの穴が…
これをレジンで埋めようという作戦です。
レジンを銅の色にして
虫食いの穴をカッコよく目立たせたら良いかも
という主様のお考えを受けています。
(加工前の写真を撮り忘れ、下は加工途中のもの)
ふむふむ。
支給のレジンと銅粉を使って
試してみると・・・
うお~
ブロンズのかっこいい光沢![]()
で、削って磨いてオイルを塗ったら・・・
あれ![]()
光沢が出ない
仕上がりはこの状態だとインプットして。。。
さて、メインの穴埋めをどうするかです。
案①:天面からレジンを流し込む
底面をふさぎ、天面からレジンを流し込み、硬化後に削って磨く…youtubeで実践している動画を観たことがあります。
でもこの分量を埋めるには1.5L?
レジンは400㎖なので、これは不可能です。
案②:天面を下にしてレジンを流し込む
ただ、均一に天面までレジンが到達せず、空気が残ってぼこぼこになりそう。
そもそもすべての穴に流し込めない。
案③:裏から板を深く削り、レジンを流し込む
深く削り、裏からレジンを流し込めばきれい?
…だけど
現存の穴のない部分まで削るのがもったいない。
手持ちの工具では十分な深さまで削ることができない。
また削れたとしても、残った木部が崩れ落ちそう。
穴埋め体積が増えてレジン量が不足する。
同時に見た目が残念になりそう。
案④:上下の両面から削り、板で埋めたあとレジン。
表からも裏からも削り、板で埋めたらどうだろう?
穴の感じも少し残しつつ
板、レジンの銅色、針葉樹合板を調和させたら
良い仕上がりになるか?
また、可能な限り別の木材で埋めることで強度は増す。
結論
ということで、
案④の「両面から削り、板で埋めてからレジン」
を採用しました。
こちらは断面。
レジンがどんどん吸い込まれていくので足りないかとひやひやしましたが、ちょうどいい感じの量できれいに使い切りました
たいへんだったのは空気残り。
虫食いの穴の空気を潰しても潰しても次々とやってくる。
恐るべしレジン空気砲。。。
最後まで闘い抜きましたが...2~3か所負け、小さな泡が残っています。(が、離れて見ると分からないのでOKにさせてね)
実際の仕上がりはこちらの画像です。
針葉樹合板の周りにも銅色のレジンを入れてデザインの一部にしました。
当初の予定とは変わりましたがこれはこれでカッコイイですよねーーー
(って私が言って良いのか?)
“お任せ、自由にしてよい”と言って
こんなおもしろいことを私に頼んでくださった
依頼主様に感謝しています。
ありがとうございました。
長文、最後までお付き合いいただきありがとうございました![]()
レジンや木工の技術についてご意見をもらえたら勉強になりますので気が付いたことがあれば教えてください。

























