【11月20日・21日、現地大学日本語学科にて開催】
実施者6名(現地大学日本語教師隊員4名、環境教育隊員2名)
参加者50名を想定(現地大学日本語学科生徒1年生~4年生)
【ねらい】
環境教育のワークショップを通して日本の環境への取り組みを学び、日本への理解を深める。また、自国の環境について考えるきっかけとし、3月のジャパンデーに向けての具体的な取り組みについて相談し決める。
このセミナーは同国の日本語教師隊員からの働きかけで企画され、1か月ほど前から6名で内容について相談をしていた。
(日本事情の部分は日本語教師隊員が、ワークの部分は環境教育隊員が主に担当)
まず予定していたスケジュールを記す。
なお、このセミナーは1日半をかけて行われる予定である。
【1日目】
10:30~11:30 日本事情(60分)
11:30~12:30 ワーク①『マッピング』(60分)
12:30~13:00 休憩(30分)
13:00~13:40 ワーク②『誰がそれをしたか?』(40分)
13:40~14:40 ワーク③『○○大学環境向上委員会』(60分)
14:50~15:30 発表・ふりかえり(40分)
【2日目】
9:30~10:00 ワーク①『未定』(30分)
10:00~10:10 休憩(10分)
10:10~10:50 ワーク②『川を汚したのは誰?』(40分)
10:50~11:30 ゴミ拾い(40分)
11:30~12:00 まとめ・ふりかえり(30分)
1日目の報告。
参加者50名の想定だったが、当日朝に地元部族と軍の衝突があり、沈静化したものの交通機関の乱れを理由に欠席する生徒が多数。
結果1日目の参加者は20名ほどとなる。
そのせいもあり生徒の集まりも悪く、30分ほど押して開始した。
『日本事情』
日本語教師隊員が作成したパワーポイント。
日本の公害の歴史、およびその後の取り組みについて紹介。
→「では、みなさんは自国でどのような取り組みをしますか?」
(3月のジャパンデーの話をし、今から課題達成のためのグループワークをすると伝える)
なお、この取り組みはチームでおこなわれ、3月までのプロセスも含めてコンペティションとして評価することにしている。
これ以降のワークショップを、環境教育隊員が主に企画した。
『マッピング』
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大学構内の見取り図、および教室内の見取り図(事前に実施者が作成)を掲示する。
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各生徒が『環境問題があると思う場所』にマーカーで印をつける。(ひとり3か所)
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マーカーの印が多くついている場所は、困っている人が多くいる場所となる。
(軽くふりかえりをしたあと)
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参加者を3チームに分ける。(1グループ6人。日本語レベルが均等になるよう選定)
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チーム内で相談し、リーダー、書記、タイムキーパーを決定。
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チーム内で相談し、活動場所を決定。
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各チームに担当実施者を振り分け、それぞれのチームで現場を観察しに行く。
実施者は参加者の気づきを促すような声掛けを心掛ける。
「何が、どのくらい、どのように?」
「それによって困っている人は誰ですか?」など
※当初の予定では参加者50名を6チームに分ける予定だったが、参加者が少なかったため3チームとした。
【ねらい】
見えづらい問題点を可視化する。
こちら側が命じるのではなく、参加者自身が活動場所を決める。
『誰がそれをしたか?』
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各チームに1枚ずつ、ワークシートを配る。(いつした?何故した?などの問いかけが書いてある)
2.チーム内で相談し、ワークシートを埋めていく。
※イメージしやすいように、ワークシートの見本を紹介した。
【ねらい】
ターゲットをイメージすることでより具体的な対策を考える。
『○○大学環境向上委員会』
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各チームに1枚ずつ、ワークシートを配る。
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チーム内で相談し、ワークシート(達成ビジョン)を埋めていく。
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教室内に掲示するため、模造紙に清書する。
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進捗予定表(別紙)に具体的な予定を記入する。
※イメージしやすいように、ワークシートの見本を紹介した。
【ねらい】
望む未来像をイメージし、バックキャスティングの手法で計画を立てる。
その後、ここまでのワークについて、チームごとに発表。
当初は進捗予定表の記入までを想定していたが、時間が押したために2日目に先送りすることとした。
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