メガネを新しくしたら(→★ )、読書が楽しくてたまらなくなりました
元々無類の活字中毒だけど、ここ最近は疲れ目でぐんと読書量が減っていたの。
ストレスフリーで本が読めるってすーばーらーしー(*゜▽゜ノノ゛☆
そんな訳で、最近立て続けに読んでいる石井好子さん(→wiki )のエッセイを読んでいます。
石井好子さんはシャンソン歌手で戦後まだ日本が国際舞台に復帰するのにあがいていた時代に、パリで歌手としてデビューし、成功。日本に戻ってきた1960年代以降は音楽事務所を設立し、実業家としても活躍した方です。
『紅の豚』で素敵なシャンソンを歌われた加藤登紀子さんは、この石井好子さんに見いだされた方だそう。
また食通としても知られ、晩年は料理の鉄人の審査員もされていました。
そのため著作の多くのエッセーは「食」にまつわるものが多くて、出てくるもの、出てくるもの、どれも美味しそうで困るーw
読み終わったこちらの本。
このエッセイは、そんな石井さんが海外生活、歌手生活の中でご経験した貴重な体験やヨーロッパの風景、ちょっと切なくなる人間関係や美味しいお料理についてなどが書かれています。
どれもとても短いエッセイ(ページ2-3ページ!)なんだけど、ゆっくり味わいながら読みたいお話ばかり。
名家の生まれ(お父様は元衆議院議長 石井 光次郎氏)のお嬢様らしい素直で美しい日本語と、この時代に女単身海外へ飛び出していったお人柄がしのばれる歯切れの良さの両方が、その文面から楽しめます。
次に読み始めたのがこの本。
『バタをひとさじ、玉子を3コ』 石井好子著 河出文庫
食に特化したエッセイ。
パリで学んだお料理や、日本に戻られてからご主人様に作る和食、旅先で食べた美味しいもの・・・、読んでいてお腹の空くお話ばかり(笑)
「バター」じゃなくて、「バタ」ってゆーのも、まだ洋食が珍しかった時代を感じられて良いですよね♪
どちらの本も、お気に入りのカフェでコーヒーを飲みながら、家族の寝た後1人でのんびりお酒を飲みながら、・・・そんなご褒美時間に読みたい本
そして読んだあとは、「よーーし!なんか美味しいものでも作るか!!」ってお料理へのモチベーションも上がるしw、オススメ