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今住んでいる町と何かが豊かであった日々を
隔てる海峡の上には
労働の終わりとともに何度も渡った
とても長い国道が通っている
黒い煙を吐く車の磨り減ったタイヤが
でこぼこのアスファルトに足を取られる度に
長い国道はみしみしと音を立てる
煙草のヤニで黄ばんだくもの巣の貼る車内の日常から
豊かさを掻い摘んだ灯りの点々と行過ぎるのを 眺めながら
かき乱された欲情以外に
思うことなどない
隔てる海峡の上には
労働の終わりとともに何度も渡った
とても長い国道が通っている
黒い煙を吐く車の磨り減ったタイヤが
でこぼこのアスファルトに足を取られる度に
長い国道はみしみしと音を立てる
煙草のヤニで黄ばんだくもの巣の貼る車内の日常から
豊かさを掻い摘んだ灯りの点々と行過ぎるのを 眺めながら
かき乱された欲情以外に
思うことなどない
君とたくさん話をした
大好きな絵の話をした
悲しい絵だと君は言った
僕は優しい絵だと思った
蚊取り線香を買いに行った
シャボン玉もついでに買った
とても綺麗だと君は言った
僕はビールを飲んでいた
君は優しいキスをくれた
頬に指を滑らせた
唐突にさよならと君は言った
僕はさよならと答えた