「国民文学」八月号掲載



   橋の上にたたずみて聴く雪解けの水の轟き上から下へ


   廃屋の庭にあざみの鮮やかに棘のある葉に守られて咲く


   歌会を終へて帰らむ露地といふ細き道入るところの吾が家


   男孫長けてわれから離れゆく寂々の日は恋にも似たり


   みはるかす恵那連山に残雪の一筋あるを馬籠に眺む



                    御供 平佶 先生選



   *今月は、二首目<鮮やかに>のところを滝は<鮮けしが>としていたのを
    添削されたのみで、後は添削なしでパス! ちょっと嬉しい。