鯉が溺れていたんです | チキチキ☆トレイン

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行こうよ愛の終着点

昨日、用事を済ませた帰り道、
近所の水位が下がり過ぎた川で、、

大きな鯉?が溺れていた…

女子高生たちが自転車を停めて
「生きてるよ!」「苦しそう…」「どうしよう…」
としばし見ていたけれど、
自分たちではどうにもならないと思ったのか、
後ろ髪ひかれつつ立ちさっていった。


という私は…メチャメチャ後ろ髪が引っ張られていた…💧


ダメだ…ほっとけない。けどどうしよう… 



水位は浅いけど、
鯉がいる川まで身長より高くて降りれないし、
飛び降りても上れない…

取り敢えず、自転車で急いで自宅に戻り、
胴長を持って再び堤防へ…


鯉はまだ生きているけど、さっきより元気ない?
身体半分以上出てしまっている!!と確認していたとき、

パトカーが川を挟んだ向かい側の道をパトロールしていた!!


「お巡りさん!!そこに鯉が溺れているんです!!」


と助けを呼ぼうと思ったけど、、
女子高生がいうならなんか、、分かるけど、、

45歳のオバさんが「溺れた鯉を助けてくれ!」
と叫んだところで、相手にして貰えるだろうか…


不審な行動をしていたからか?
パトカーがこちらの方に曲がって来た!


でも、向こうからやって来てくれるなら
「あそこに鯉が…」と話しやすい!


(やった!
お巡りさーん!こっちだよー!!)

と思ったら、
パトカーは私の手前の三叉路で曲がって行ってしまった…


え!おまわりさーん!!待ってー!!
こっちだよー!!と追いかけたけど、手段変更!


その近所に小学校の頃の同級生が、
レンタル水槽業をやっていたのを思い出し、
相談して、ハシゴを貸して貰おうと十何年ぶりに声を掛けた。


「お!愛さん!どうしたよ!?」

「〇〇くん!!鯉が!鯉が!!そこの川で鯉が溺れているのだけど、どうしたらいい?」

「え?どこ?」

「そこの川!胴長あるんだけど、
水辺まで高さがあるから降りれないのだけど、、」

「すごいじゃん。でも…(スマホのアプリを観る)
もうじき水位が上がる時間だから大丈夫だよ^ ^」

「え?そうなの?」

「ほら…(と、アプリを見せる)もう上がって来てるよ^ ^」

「あ、ホントだ! 半分以上身体が出てたけど大丈夫なんだ?」

「うん。魚ってのは、ちょっとでも水に浸かってたら死なないよ。」

「よかったー!!ありがとう!!またねー!!💦」

と、安堵して別れたものの、、
かなり恥ずかしいかも💧

45のいい歳した大人が、
しかも小学生の時もそこまで親しくもなく、
同窓会で少し話したくらいで久々に顔を合わせ
何を言いに来たと思ったら、


「魚が溺れている!!」なんて…


でも、、なーんにも知らなくて、
「あの魚…助かったかな…」「あの時、助けていたら…」と、
ずっと後悔してるより、よっぽどいいや♪



帰宅後、改めてその同級生に

「先ほどはありがとうね!
恥ずかしいこと聞いてしまったけど、
勉強になりました! ありがとう😊」

とメールすると、

「その行動力がイイね!
さっき通ったから見てみたけど、もう鯉はいなかったよ。
水位も鯉が溺れる程の浅さではなくなっていたよ」

と返信があった。


観に行ってくれたんだ!!
なんて有り難い!!


同級生って、いいね!!


その日はそんな一日になった。




笑う身体作りの案内人
リウマチに見えないセラピスト・愛