Ep 78 ☆中学は木造造り☆
授業中、教科書を読みながら教室内を歩いていた先生が、
換気のために窓を開けたーー
その時、
ガッシャン!!!
窓ごと私の席の横に落ちた!!
部活で鍛えた私は、とっさに立ち上がって避難成功!
「おぉ~チッチ、ごめん💦」
「わぁー!先生~弁償だぁー!」
誰かが叫んだ。
「本当だなぁ~ ホウキ持ってきてくれるか~」
教室内は、大爆笑!
小学校は木造校舎だったけれど、途中からコンクリートの新校舎になり、各教室に暖房もあって快適だった。
だが、中学校は違った。
木造校舎。
こんなふうに、窓が外れることも日常茶飯事。
冷房なんて無い時代だったので、暑い日は窓を開けて風を通していた。
トイレも、もちろん水洗ではない。
汲み取り式ーー当時の言い方で
「ボットン便所」。
トイレ掃除は、全校生徒の当番制だった。
ある日、いよいよトイレ掃除の順番が回ってきた。
便器の底は、本来流れ落ちていくことを想定したコンクリートの傾斜造り。
…が、そう理想どおりにはいかないのが世の常。
大きいものが、そのまま残っていることもあり、
それを長い棒でつっつく作業がある。
初めてトイレ掃除をした、その夜。
夢の中で、つっつき棒を持ってトイレに行ったら、壁も窓ガラスも、すべての壁面に大きな"アレ"がべっとり……。
うなされて、目が覚めた。
なんだかなぁ~~……。
