Ep 176 ☆見知らぬ美容室☆
「今度は、ミュージカルだね~」
「いつやるんだろ~? 次のファンクラブの会報で分かるかな~」
うふふふ♪
コンサートの帰り道、
数年ぶりに同級生のN君と偶然、再会した。
「ここで待ってて、すぐ戻る」
そう言われて、
私たちは見知らぬ美容室に待機することになった。
最初は戸惑ったけれど、
私とYちゃんはアイドルの話をしながら、すっかり寛いでいた。
だが……
「遅くない?」
……そういえば。
私たちは、N君にナンパされたのだった。
そして、
N君の車の後ろには、もう一台…
車がいた。
「出よう」
「えっ?いいの?」
「大丈夫。Nは来ないよ」
私たちは、広げていたアイドルグッズを急いで袋に詰め込み、
ドアノブに手をかけた。
ガチ。
……開かない。
ここは美容室。
鍵がかかっていても、おかしくない。
「えっ?」
「えっ?」
ええーーーー!!!!
私たち……
