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気にする時もあれば、まったく気にならない時もあります。
単なる戯言だとわかれば、それを軽く受け取ってこちらも軽く返事をします。
反対に冗談なのか…それとも言葉の裏に何かが隠されているのかと、酷く戸惑い苦しくなる時もあります。
それは誰にでもあると思うのですが…もしかしたら違うのでしょうか?
言葉には裏と表があります。
正しくは、言葉の表面しか見る事が出来なければ、その言葉に隠された本当の意味はわからないという事。
表面しか見る事が出来なかったとしても、言葉の本当の意味に気がつく事が出来ても、時に言葉は鋭い棘となり心に刺さったまま抜けなくなる。
それはとても重く、酷く心を苦しめる。
私の心が棘を受けたように、私の言葉も誰かの心の棘となっている。
それは変える事の出来ない真実。
だからと言って言葉を紡ぐ事を恐れてはいけない。
思いを伝える事も、言葉さえも止めてしまったのなら、人の心の中には何も生まれなくなってしまうから。
与えられた棘を猛毒とするのか、それとも良薬にしてしまうのかは自分次第なのです。