私はと言うと…相変わらず元気です。
喉が痛い気もしますが、気は病から!
気のせいだと思えば治ってしまいます。

私は苦手派!
本文はここから平気ではありませんね(苦笑)
寒いと体が縮こまってしまって、それに火鉢から非常に離れがたく…
なんて事を言っていては仕事が進みません!
両手で頬を叩き気合を入れ、思い切って部屋から飛び出し風をきって歩き出せば、凛とした空気がこの身を包みます。
半分寝ぼけていた頭が次第に冴えてきて、大きな声で朝の挨拶を交わせば一日の始まりです。
夏は明け方はまだ涼しくて良いのですが…すぐに気温が上昇し、次第に体から汗が噴出し、頭もぼーっとしてしまって…ぼんやりが原因で怒鳴られる事が何度も何度も(汗)
だから寒いのは苦手ですが、夏の暑さよりはましと言えます。
一度体を動かしてしまえば十分に動けますから。
ただ…
ただですね…
極度に寒いところへ身を投じるのはちょっと…(苦笑)
実は相当無理な我が儘だと思いつつ、暇を見つけては斎藤さんに剣の稽古をお願いしているのです。
それで『寒稽古』に参加しないかと誘われました。
私は単純に寒い中で稽古をするのだと思ったので『ご迷惑でなければ喜んで』とお答えしました。
寒稽古とは大ざっぱに言うと一番寒い時間から明け方にかけて稽古をする事で、内容は裸足で神社を参拝したりと寒さに打ち勝ち精神を鍛える精神的練磨を主な目的としています。
なるほど…弛んだ精神を鍛え直し自分を見つめ直すいい機会になるかなと納得しました。
しましたが…
どうやら寒稽古にはこの身も凍りそうな中で…滝に打たれる修行も含まれてるようなのです(汗)
無理…
無理ですよね?そんなの?
仙人じゃあるまいし、この寒空に冷たい滝の水を浴びたら心の臓が止まってしまいます(汗)
さすがに女の身である私を参加させるのは無理だろう、絶対に死んじまう、ついでに俺も辞退したいし斎藤も止めとけとかなんとか言って、今現在原田さんが熱烈説得中です。
斎藤さん…本気で滝に打たれるつもりなのかな…。
やる…
きっとやる…
斎藤さんなら迷わずやる!
心配だから寒稽古には参加出来るところだけ参加して、斎藤さんが無茶苦茶しそうになったら止める事にしよう。
…新選組の皆さんはどうしてこんなに無茶ばっかりするんでしょうね?
やっぱり女の身である私には…彼らの気持ちの奥底までは理解出来ないようです(ため息)