偽りの言葉 | 千歳日記

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私は下手 派!

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人は誰でも嘘をつきます。


もちろん私も嘘をつきます。


上手いか下手かと問われれば間違いなく『下手』で、すぐにわかってしまいます(苦笑)


きっと表情や言葉の端々に戸惑いや焦りが表れるのでしょう。


それに私の周りにいるあの人達に、私の浅はかな嘘など通用するはずもありません(汗)。





そもそもこの国の人間は、ある意味慢性的に嘘を言う人種だと私は思います。


それは慎ましく、遠慮深くある事が美徳であるといった思想が、この国の人間の心に根強くあるせいだと思うのですが…。


とても苦しい状況であるのに『大丈夫?』と聞かれ、顔を引き攣らせてながら『大丈夫です』と答えてしまう。


ここで正直に『駄目です。辛いです。』と答えても、苦しい状況が必ずしも打破されるとは限らず、場合によっては『根性なし』と軟弱者の烙印を押され、それで終わってしまう。


…せちがらい世の中ですね(ため息)


しかし声をかける側も、どう見ても大丈夫ではない状況に対して決まり事のように『大丈夫?』と聞いてしまうあたり、かなり問題があるような…。


う~ん…


『大丈夫?』に代わる言葉を何か考えた方がいいのでしょうか…。


「千歳!何ぼさっとしてやがる!さっさと石田散薬を持ってきやがれ!」


土方さんの罵声で我に返ると、私の目の前には沖田さんにこてんぱんにされた隊士さんが死にそうな顔で立ち尽くしていて…


「へっ?あっ…だっ大丈夫ですか!?」


私はわかっているのにやはり『大丈夫ですか』と声をかけてしまいました(汗)。


「だっ…大丈夫…で…す…」


そして隊士さんもやっぱり『大丈夫です』と答えてしまいました(汗)。


「すぐに傷の手当を!………よし、これで大丈夫です。はい、石田散薬をどうぞ。石田散薬は万能薬ですから、すぐに楽になりますよ。傷もすぐに良くなります。」


「あぁ…雪村君ありがとう。………うん…石田散薬のおかげで少し楽になってきたな。」


石田散薬は万能薬。


どんな怪我でも病でもすぐに治ってしまう。


(…なんてね。確かに打ち身には効いてるみたいだけど、即効性はないと思う。楽になったのはまさに気のせいです。でも…)


気休めでもいい。


この嘘で誰かが少しでも楽になれるのなら、この嘘だけは上手につきたいものです。



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