例えば私が何か言葉を記す。
その言葉に共感してくれる人がいて、その言葉に何かを感じてくれる人がいる。
私の言葉があたたかいと、優しいと言ってくれる人がいる。
私はそれを嬉しいと思う。
もしそうであれば、私の言葉が少しでも多くの人に広まればいいと…ずうずうしいかもしれないけれどそう思う。
でも時に言葉は【正義】という名の赤い炎となり、あっという間に人の心の中に広がって行く。
私はただそれを黙って見ている事しか出来ない。
あの時のように。
私は無力過ぎる。
私が何か言ったとしても、何も解決せず何も変わらない。
それでも…
私は私の言葉を紡ぎ続けたいと思う。
誰かの心の中で花となり風になると信じながら。
いつか迎える終焉の時まで…ずっと。