義の理 | 千歳日記

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【義理】

一、物事の正しい道筋。人間として踏みおこなうべき正しい道筋。道理。

二、対人関係や社会関係の中で、守るべき道理として意識されたもの。道義。

三、他人との交際上、やむ得ずしなければいけないこと。

四、意味。わけ。

五、直接血縁関係のない者の間にある、血縁同様の関係。





私は【義理】という意味を『他人との交際上、やむ得ずしなければいけないこと』『直接血縁関係のない者の間にある、血縁同様の関係』この二つしか知りませんでした。


間違いではないのですが(苦笑)


【義】とは神などに供える供物の『羊』と鋸の形が変化した『我』を合わせた文字で『きちんとわけること』を意味しています。


『きちんとわけること』『神に捧げられたもの』の意味から『ただしい』の意が生じました。


【理】は『玉』と『里』で成り立っています。


『里』は『田』と『土』、耕して筋目をつけるの意味があります。


『玉』と合わせ『玉を磨いて筋目をつける』、そこから物事に筋目をつけるの意が生まれました。


だから【義理】の本来の意味は『ただしい理』だと私は思います。


【ただしい】とは義理、人情、信用、任侠などを大切にしているという意味です。


ならば他人を思いやる事が人として【ただしい】のではないでしょうか。


個人的意見でしかありませんが…。


時代の流れと共に打算や利害関係というものが私たちの精神に影を落とし、言葉の多くが本来の意味を失いつつあるような気がします。


人として『ただしいこと』


他人と共存する上でお互いが守り合い、行うべき『道義』


それを見失った者は…醜い鬼の姿をしているのかもしれません。




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