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物を選ぶ時は暖色、中でも赤系を選ぶ事が多いです。
花を選んだり眺めたりする時もそうですね。
桜の薄紅色、桃の濃い桃色、紅梅の紅色、それから椿の艶やかな赤。
鮮やかな赤い花は人の目を惹きつけます。
でも一番好きな色は赤ではありません。
私は青が一番好きです。
青と言ってもたくさんの青があります。
晴れ渡った空の青、朝の白んだ藍白、夜空の紺青、海の紺碧、褪せる事のない瑠璃の青。
瑠璃は深い青色を持つ半貴石の事です。
『らぴすらずり』と呼んだ方がきっとわかりやすいですね。
『らぴすらずり』は『群青の空の色』を意味しています。
また青は『奇跡』と言った意味合いの言葉にも使われています。
青い薔薇の花言葉は『神の祝福』
青い月は『極めて稀な事』
青い鳥は『幸せの象徴』
青は一番身近にある色。
一番近くて、それでいて一番遠い。
手を伸ばせば簡単に手に入りそうで…手にすればきっと零れ落ちてしまう。
だから私は青に憧れ、青を切なく思い、空を見上げてはあの青を想い続けるのです。