寿ぎ | 千歳日記

千歳日記

この先にある未来を…

たとえどんな未来でも私は見届けてみせる

最後まで…必ず

先日の事です。


おめでたいことに、友人が祝言を挙げました。


私は遠く離れたこの空の下から、貴女の永久なる幸せを心よりお祈り申し上げます。


千歳日記


どうぞ幸せに


貴女が手に入れた幸せをずっとその手に…


貴方が結んだその手をどうぞ手放さないように…

















はぁ…


花嫁衣裳…やはり一度は袖を通してみたいものです。


彼女は『どれす』を着ると言っていました。


でも、私は白無垢も捨てがたいと思います。


…その前に、この状況から脱却する事が先決ですね。


まず、父様を探さなければ…。


でも…父様が見つかったら、本当にそれですべての問題は解決するんでしょうか?


あの夜、私は新選組の抱える秘密を見てしまった。


それはけして消せない真実。


消えてしまった私の小さな幸せ。


それもまた、目を逸らせぬ真実。












それでも


またいつか


私は人としての…


ただの女としての…


普通の幸せを手にしたいと


そう願わずにはいられないのです。


誰かのもとへ嫁ぐ日が来る事を


私は願わずにはいられないのです。


願わくば私を愛してくれる人のもとへ


私の愛する人のもとへと嫁ぎたい。












千歳日記


この状況の延長で、成り行きで無理やり誰かのもとへと嫁ぐといった事態だけは、どうしても避けたいですね(苦笑)