秋の空と小さな花火 | 千歳日記

千歳日記

この先にある未来を…

たとえどんな未来でも私は見届けてみせる

最後まで…必ず

人と話す事を楽しいと思い


人と関わる事が嬉しいと思う


その反面


人と話す事に疑問を感じて


人と関わる事が疎ましく思う












もうすぐ今日という一日が終わります。


上に書いた言葉は今日私が思った事。


上手く説明出来ませんが、今日は人と関わり会話する事に酷く疲労感を感じました。


たとえば口にした言葉、紙に書いた言葉がまったく相手に伝わっていなかったとしたら…


自分が伝えきれなかったのか、それとも相手が目や耳を塞いでいるのか。


こんな事を考えていても仕方がない事くらい…はっきりとわかっているんです。


正しい答えは絶対に見つからない。


それに答えは…もう自分の中にちゃんとある。












精神的疲労が強い時は、体の疲労もそれに比例するもの。


今日は日記も書かず、すぐに眠ろうと思いました。


でも…昨日見たあるモノが気になって、閉じた襖を開け放ち空を見上げました。


空にはうっすらと雲がかかっています。


月は見えない。


わずかな数の星が見えます。


その星の中に、昨日見たあるモノを探しました。


それはひと際大きく輝く一つの星。


あまりにも大きくて明るく光っているので、もしかしたら星ではないのかもと、何度も目を凝らしてみました。


具体的に言うと、光の矢が四方八方に伸びているんです。


えっと…文字にするなら…『*』こんな感じですね(笑)。


昨日見た時私はそれを『花火のようだ』と思いました。


季節外れの空に咲いた、たった一輪の小さな花火。


今晩も昨晩と同じようにそれを目にする事が出来たのなら…少しだけ元気がもらえそうな気がしたんです。


だから廊下に出て、昨晩と同じ方向に目を上げました。


昨日と同じ場所、空の上には小さな花火。


チカチカと瞬きながら明るく光を放つ、秋の空に咲いた花火。


ここにいるよ


私はここにいるよ


目を塞がれ心惑っても


光はあなたの目の前にちゃんとあるから


どこからか…そんな声が聞こえた気がしました。












明日は丸一日非番をいただきました。


私は隊士ではないので毎日が非番のようなものですが(苦笑)


明日の朝は時間を気にせず、心ゆくまで布団と仲良くする事にいたしましょう。


とは言え惰眠を貪っていると、『鬼』が眠りの邪魔をしにくるかもしれません。


「おい千歳、いつまで寝てやがる!さっさと起きろ!この…ただ飯食いが!朝飯食いっぱぐれても知らねぇからな!!」


愛おしい布団と無理やり引き離される前に、自分でちゃんと起きた方がよさそうですね。