弊社が本拠を構える
千歳市では現在、
約500億円にのぼる
新年度予算案の議会審議が
行われています
人口減少が続く北海道の中で
千歳市は、数少ない
人口増加都市
そして、北海道内で
住民の平均年齢が一番若い
街でもありますので、
子育て支援や教育などに
手厚く予算の配分が
なされています
そんな中、新年度予算案の
中で突出しているのが
市民の移動手段である
バス路線を維持確保する
ための補助金
2020年度(令和2年度)は
6,700万円であったものが
新年度は約1億8千万円と
何と2.6倍の額が
計上されているのです
千歳市内では現在、
弊社や北海道中央バスさん
など4社が15のバス路線を
運行していますが、
このうち11の路線が赤字
一般にバス路線に対する
補助は、赤字額の半分を
補助するというのがルール
ですが、千歳市の場合は、
市民の足を確保するため、
2018年度から
路線ごとに赤字額の
全額を補助するという
方式に変更しました
これって
バス事業者としては
たいへん助かる制度
新年度予算で補助金の額が
2.6倍にもなっているのは
新型コロナの感染拡大で
どのバス路線も収入が
大きく落ち込んでいるため、
それを補てんする
意味合いもあると
市からお聞きしました
増額要素に一過性の部分も
ありますので、
バス事業者として
こうした補助金に甘えて
ばかりもいられませんが、
市民の足を何が何でも
維持確保していくという
千歳市の強い意気込みを
ひしひしと感じている
ところです
サケのふるさと千歳水族館
Photo by nakamura