今朝、“配属先は応援団”というTV番組を
見ていました。
部品メーカーの鷺宮製作所に入社した
社員は、強制的に野球部の応援団に
まず“配属”されるそうです。
写真と本文は関係ありません
真夏の都市対抗野球に向け、汗だくになり
ながらの応援練習
拳を振り上げたり、体を回転させたり、まさに
体育会系の動きを要求されます。
今の若者たちですから、
「こんなことやるために会社に入ったん
じゃないぞ」とか、
「野球⚾なんてルールも知らないのに」
「何を応援しているのか分からない」
といった不満が飛び交います。
そこで、応援団本部の事務局長が考え出
したのは、その新入社員たちを東京ドーム
での都市対抗野球の別試合を直に観戦
させてみること

その場で若者たちが目にしたのは、
会社を挙げての応援風景、1点が入る
たびに抱き合う社員たち
、そして、

汗だくで躍動している応援団リーダー・・
そこからモチベーションを上げて鷺宮の
試合の応援に臨んだ新入社員たち。
もう、あの不満だらけの若者たちではあり
ません。
応援団本部の事務局長の弁がとても
印象的です。
「彼らって、抽象的なことを言っても動か
ない。でも、納得すればやるんですよ」
数日後、職場に戻った彼ら彼女ら。
「学生時代だったら、嫌なことは逃げられ
たけど、社会人になったらそれが許され
ないんだなということを肌で知りました」
「あがり症でしたけど、少し自信がついて、
これから仕事をしていく上で、いい経験を
したなと思います」
この“配属先は応援団”ですが、
鷺宮製作所の前会長が
「野球は人づくり」
「社員同士の絆が大事」
という考えで始められたものだそうです。
高校野球の強豪校の監督も言って
いました。
「野球だけやっていてもダメ。そこで何を
学ぶか。野球は社会に出ていくための
一歩に過ぎません」
オホーツク滞在3日目

さて、これから母校の練習試合観戦に
出かけてきます。