まだ雪深い北海道ですが、先日、北海道高校野球
連盟が今年の春・夏・秋の北海道大会の各地区代
表校枠を決めました。
まず大会に出場できる総枠を20なら20と決めてし
まい、それを道内10地区の参加校数で比例配分
するという新たな方式です。
少子化・過疎化が進行して全道大会の規模が小さく
なってしまっているため、できるだけ多くの学校が大
きな大会に参加できるようにとの配慮からです。
ただ問題は、比例配分とすると、学校数が多い札幌
や旭川からの地区代表はこれまでより増えるものの、
過疎化でチーム編成もままならないような私の故郷
北見や名寄などからの代表枠は減らされることにな
ります。
そうすると、選手の流出を招き、地区間のレベル差
がさらに広がる可能性もあるのでは?
私は、北海道内の14の振興局単位に最低1つの代
表枠を割り振り、根室や日高、留萌といった地区から
も単独で出場できるようにして、野球レベルの全体的
な底上げにつなげた方がよいと思っています。
なぜこんな話をするかというと、中高生が地域に定着
するようにしないと過疎化に拍車をかけ、農業や観光
産業にも打撃を与え、北海道の魅力が薄れていくこと
を懸念するからです。
札幌だけが潤えばよいというものではありません!