ちょっと、せつないな | 天守閣から、こんにちは!

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「株式会社チエル」社長が、業務 のこと、北海道観光のこと、日々のことを綴ります。

今朝の札幌は荒れ模様の天気。

夕方には雪に変わりそうです。


昨日の夕張の旅の続きです。

紅葉の夕張川、シューパロダムの後は、夕張市街へ。

時計の針が2時を回っていましたし、腹も減ってきたの

で、カレーそばで有名な吉野家に立ち寄りました。

創業86年、牛丼の店ではありませんよ。



石炭で栄えた夕張の街。

最盛期には人口10万を数えましたが、今は1万人を

っていて、街中を歩く人も車もまばら。


なのにこの店だけは流行っていて、私が入ったときに

は家族連れなど10人ほど。


カレーそばの店なのですが、カレーうどんを注文(笑)。

どんぶりから溢れそうな凄いのが出てきました!




どんぶりの作りに“秘密”があるのか、いつまでも熱く

て熱くて、食べきるのに難儀しました(汗)。


こんなパンフレットが置いてありましたね。



すっかり体が温まって街中に出ると、通りかかった

市役所の光景にハッとしました。

350億円もの借金を抱えて“倒産”した夕張市。

付属庁舎はベニヤ板で覆われていました。



閉鎖したのか、修理するお金がないのか・・・

こういう光景を見ると、胸がキュンとなります。


帰りがけに、今月11日に山内惠介さんのプレミアム

ショーで大いに賑わったという夕張文化スポーツセン

ターの前を通過。

「今日は行事がないのかな?」

小雨の中、ひっそりとしていました。



 

“夕張  山ばり  坂ばかり

     どかんと来れば  死ぬばかり”


往時を偲ぶものは寂れた炭住街ばかり。

古いものと、少し目新しいものが交錯する街ですが、

財政再建の道のりは気が遠くなるほど長いものの、

私の好きな場所なので、頑張って欲しいなと。


ちょっと、せつない思いをしながらの旅でした



                   夕張線

                  

                            【中 村 敬 臣】