観光庁によると、今年、日本を訪れた外国人旅行
者の数がもう1千万人を突破したそうです。
1千万人を超えたのが、一昨年は12月、昨年は
10月であったことと比べると驚異的なペース。
円安傾向の中で、航空機の国際線就航やクルー
ズ船の寄港が増え、これに免税品の拡大が大き
く貢献しているとのこと。
当然のことながら、外国人旅行者の日本国内での
消費額も、中国人による“爆買い”が後押しし
て、今年4~6月の3か月で8887億円に達
したそうです。
※もう1億円足りなかったですね(笑)
この“爆買い”ですが、中国人実業家の分析による
と、いわゆる富裕層ではなく庶民が大半なんだそう
です。
日本製品に対して、「使い勝手がいい」、「丈夫で長
持ち」という高い評価、信頼性が広がっている証拠
でしょう。
嬉しいことです。
ただ、アジアを中心に多くの外国人が日本を訪れて
くれるのは結構なのですが、あちこちで聞かれるの
は中国人観光客のマナーがあまりよくないこと。
所構わず大声で話したり、宿泊先でのバイキング料
理で食べきれないほど“てんこ盛り”にしたり、ゴミを
散らかしたり・・・
ただこれも、「そもそも育った環境が違うから」とか、
「日本人のマナーが良すぎるだけ」と冷静に分析した
うえ、
「マナーレベルの高い先進国との交流がマナーの底
上げにつながる」とする中国人もいます。
日本製品や日本の食の素晴らしさ、日本人の清潔感
やマナーの良さ。
これらが訪日を通して、多くの外国人から高く評価さ
れたり、お手本になっているとすれば、これほどの国
際貢献はないと思いますよ!
【中 村 敬 臣】