昨年は、伊勢神宮の20年ぶりの式年遷宮、
出雲大社の60年に一度の大遷宮が重なっ
た年でした。
高級なヒノキ材を大量に切り出して社殿を建
て直す必要があるのか?という指摘もありま
したが、日本古来の大行事ですから、そこは
大事にする必要があると思います。
遷宮の翌年である今年は、各旅行代理店な
どが“出雲大社・伊勢神宮参り”と銘打った
商品を盛んに売り出していて、旅好きの私と
しても“食欲”が湧いてくるところです。
出雲大社などに行けるかどうかはともかく、
私の生まれ故郷(北見市)にも歴史は浅い
ですけど、趣のある神社が存在していて、
今年も厳しい寒さの中、散歩がてらにお参
りしてきました。
金刀比羅山(こんぴらやま)神社といって、
春は北見市内随一の桜の名所でもあります。
神社の入り口で、ここから参道をゆっくり、
ゆっくり登っていきます。
ときどき小鳥やエゾリスが登場して、人懐
っこい顔であいさつしてくれるというか、遊
び相手になってくれます。人間に怖い目に
遭ったことがないのでしょう。
小さくて古い建物ですが、何ともいえない神
聖な空気が辺りを支配しています。
不覚にも財布を忘れてきてしまったので、賽
銭箱にお金を入れることができず、お願い
農地が広がっていますが、TPPでこれらの
畑は生き残れるんだろうか?と下界の思い
に駆られてしまいました。
アマテラスやオオクニヌシを祀った大きな神
社ではありませんが、地元に根付いたこの
ような小さな神社を旅するのもよいものです。