部下を生かすも殺すも・・・上司を殺すも生かすも・・・ | 天守閣から、こんにちは!

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「株式会社チエル」社長が、業務 のこと、北海道観光のこと、日々のことを綴ります。


“生かすも殺すも・・殺すも生かすも・・”シリーズの第3弾です。
タイトルがあまりに物騒なので、今回で終わりにしておきます。

実は私、常務時代の忘れもしない昨年10月20日、運転手数名に
5時間以上にわたって軟禁され、詰問されるという目に遭いました。
職場では、いつの間にか「常務監禁事件」にバージョンアップ?して
伝わったそうです(苦笑)。

私が今の会社に役員として入って1年数か月経った時点の出来事
でしたが、要するに「あんたは何もしていない。そんな人に我々運転
手の稼ぎの1円たりとも渡したくない」に始まって、
・常務は何でも分かったような顔をしているが、何も分かっていない
・ヒマつぶしにこの職場に来てもらっては迷惑だ
・問題の運行ダイヤの改正だって先送りしたままだ   
などなど、よくもまぁ、というくらい盛りだくさんでした。

運転業務に専念しているバス運転手と違い、私は会社経営全般に
わたり多くのことを手掛けています。


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高橋北海道知事のように、「背負ってるものの大きさが違うのよ!
とまでは言いませんが、言い訳くさいけど、小回りがきかなかったり、
課題処理に時間がかかる場合もあるのです。

ですが、ハタと気づいたのは、役所生活が長くて何事にも慎重にコト
を進めてきた私のやり方が、やはり民間企業では通用しないのでは?
さっぱり評価されていないのでは? と。
彼ら運転手からも日頃、様々な要望や提案を聞いてはいたけど、ほ
とんど回答らしい回答はして来なかった、先送りと受け取られても仕
方ない面があったのではないかということです。
職場がさまざまな問題を抱えているのに「この人はいったい何をやっ
ているんだ? 裏切られた」という憤りが「仲間を集めて直談判しよう
ということにつながったのでは?

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怒った乗務員から「プイ」と横を向かれて
いたのでしょう。

上司を監禁したりしたらどういうことになるか分かっていながら、敢え
てそういう行動に出て来たとしたら・・・・
かくすれば かくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂
この吉田松陰の心境にも似た彼らの“大和魂”は汲んであげないと・・
あとは自分がどこまでできるかですね。


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【吉田松陰が開いた松下村塾(山口県萩市)】