もうすぐ終わるので、こちらの展覧会も駆け込みで行ってきた。
主に江戸時代やその後の時代の
色々な動物モチーフの作品があって面白かったが、
それより、展示の説明文を読むと
その時代の人々の動物に対する接し方とか考えなんてのが
とても興味深かった。。。
例えば・・・
犬は江戸時代、家や個人で飼うものではなく、町全体で飼うものだった
武士や殿様は生き物を飼っていたけど、その大きさやグレードはその人がどれだけ偉いか分かる
横浜に初めて豹が来たのが1860年
だけど、実物をほとんど見たことのない日本人は、虎と豹を間違って認識しました
豹は、虎のオスのことだと信じていた
本物の虎が横浜に来たのは、1861年
1728年、中国の商人が長崎にやってきて、吉宗に象を献上した
江戸時代に、象は3頭来た。
珍しい動物が船でやって来た時代、ラクダの肉や油を食べると
疱瘡や腫瘍に効き、尿やフンにも薬用効果があるとされた
ラクダの見世物は、日本中を廻り反響を呼んだ
日本産のコウノトリは絶滅
江戸時代には、浅草寺や本願寺の屋根で巣作りをしていた
絶滅したと言われる、日本カワウソは
今のスカイツリー近くの橋の下を泳いでいた
お魚屋さんがやってきて、1尾をさばくと近所の人々がお皿をもって買いに来た
・・・・・・私が特に興味を魅かれ、メモしたもの
なんとなく、先日見た「アニマル」という映画と通ずるものがあるなぁと感じる。
結局、まだまだ便利じゃなかった時代には
多くの種類の生き物たちが、人々と係わって暮らしていた。
でも、開発や公害・水質汚染によって多くの生き物がいなくなったわけですね。。。
何回来ても、ここの美術館の階段は素敵だなぁ~
買ってしまった
ニャンコの缶バッチ