この時期は受験が終わってすでに結果が出ている人、これから受験の本番を迎える人など、人それぞれです。


試験本番が近くなって、受験生は勉強に対して最後の追い込みを頑張っていると思いきや、全く逆の行動に出る生徒もいます。


受験に落ちてしまうという不安から、落ちた時の言い訳を作ろうとし始めたりするのです。


そのような子供は、心や感情の揺れによって、勉強しない言い訳や理由を次から次に作り出すのです。


それは大人も同じかもしれません。


学校での出来事、先生の一言、友達との人間関係、家庭での親とのやりとりなど、勉強しない、あるいはできない理由を作ろうと思えば、いくらでもネタはあります。


自分より過酷な環境で努力して成功している人はいくらでもいるのですが、自分だけに勉強のやる気を削ぐような事件が起こっているような気がするわけです。


やはり受験を通じて、なぜできないかを考えるより、どのようにやるかを考えるクセをつけさせたいものです。


結局そのマインドセットが受験だけでなく、仕事にも、人生全般にも大きく影響してくるからです。


受験は、それこそ心構え次第で、とても大きな付加価値を生むものなのです。


受験の結果は合格か不合格です。


しかし受験を通じて経験する副次的なものこそが、将来に向けてのとても大きな投資になっているのだということ、それを子供たちには教えなければなりません。