おはようございます、philosophiaです
今朝は、先日お盆休みに一気に視聴した
BSプレミアムで三夜連続で放送された
【空海 至宝と人生 】
「第一集 仏像革命」
「第二集 名筆の誕生」
「第三集 曼荼羅の宇宙」
の中から、「第二集 名筆の誕生」について
ご紹介したいと思います。
僕も小学生の頃ずっと「習字とそろばん」を
近所のお寺に習いに行っていたので
次の言葉が心に響きました
書の極意とは
心を万物にそそぎ
心にまかせ
万物をかたどること
正しく美しいだけでは
立派な書とはならない
心を込め
四季の景物をかたどり
字の形に万物をかたどる
字とは
もともと人の心が
万物に感動して
創りだされたものなのだ
空海 『性霊集』より
この詩のような言葉は、
日本人ならきっと素直にす~と入ってくるのではないでしょうか。
自然という森羅万象と一体になる感覚は、
「日本の美」の通底に流れるものだと
改めて感じました。
書画、絵画、美術、工芸などは、
土着の材料と創造者の内面が
一体となって作品になっていく
そんなプロセスを感じました。
それは、自然という森羅万象によろずの神が宿り、
それぞれの神に対しての畏敬の念と感謝の心を
投影したものであり、西欧的な合理主義とも違い、
また二元論的な(善悪、主体客体などの対立概念)ものを
超える何か…宇宙のエネルギー(!?)みたいなものと
一体化する感覚とでもいうか…。
空海二十四歳の時に著したと言われる
『聾瞽指帰 (ろうこしいき)』(三教指帰)を読み進めているので
また機会があったらご紹介したいと思います。
追記
今回この放送の中で、「飛白体、雑書体」という書体を
初めて知りました。
空海がそれらの書体を自分のものとし
使いこなしているからこそ、唐の時代長安では、
「五筆和尚」(日本では三筆)と呼ばれたそうです。
「弘法も筆の誤り」という諺ができたのも頷けました。
おまけ
東京国立美術館では、9月25日まで
「空海と密教美術展 」を開催中です。
また、HPの左側のサイドバーに
検定クイズがあります。
合格するとこんな待受画像が
ダウンロードできますよ。
challenge→change→chanceの精神で!
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