2021年記事
もぎさんSHOWROOMで鉄棒が得意だったと言っていたので!
小学生から成長しますよー
美音side
鉄棒できない…
身長の低い私からしてみたら鉄棒すら高くて怖い
でも逆上がりのテストがあるから練習しなきゃいけない…けど
兄妹がいない私は1人で練習するしかない
学校だとクラスの男子にバカにされるので一人で公園にきた
誰もいない公園で鉄棒に向かった
一番低い鉄棒に捕まり、何度も地面を蹴ってみるけど上手くいかない…
タッタッタッタッ
『今日は鉄棒に誰かいる‼︎』ニカっ
「え?あ、ごめんなさい」
いきなり話しかけられて謝った
『わーー違う、ごめんね。いつも鉄棒で遊ぶのが僕だけだったから誰かいるの嬉しかったんだ』
なんだ、背も高いから怖いと思ったけど優しい男の子だ
でも、この子は鉄棒で遊ぶのが大好きみたい
隣でクルクルしてる
私はそれを見ていた
『遊ばないの?』
見てたら自分の練習を忘れてた
「あ、うん…」
返事をしたものの私は鉄棒が苦手
握ったまま下を向いて動かない私を見てた男の子が近付いてきた
『もしかして、鉄棒苦手?』
「…」コクン
『それなら教えてあげるよ!
一緒にやってみよ!』
クラスの男子と違って優しくてカッコイイ
教えてくれたおかげで
クルンッ‼︎
「あ!できた‼︎」
『やったーー!できたー!すごいよ!』
私よりも喜んでる
公園に遊びに来てたのに私の練習に付き合ってくれた優しい男の子
小学生の私の初恋。
名前はわからないけど、迎えに来たお姉ちゃんが ぶー と呼んでいた
《みーおんって可愛くてモテるのに付き合ったりしないの?》
「うん、初恋の人がいるんだ」
《え?なになに!教えてよ》
友達に一通りの説明をする
《早く再会できるといいね‼︎》
あーー!珍しく寝坊した
ズボラ女子でもある程度の準備をして家をでた
朝ごはん食べる時間はなかったからお昼までお腹空くだろーなーなんて考えながら小走りで向かう
信号が青になって渡ろうと思ったら周りの人に押されて転んでしまった
膝が擦りむけて痛くて走れない
絶対間に合わない…
そう思いながら学校に向かってたら
『ねえ、大丈夫?』
「え?、あ、大丈夫です」
『そっか、でも膝から血出てるし後ろ乗って?』
「え?でも…」
『行き先一緒なんだからさ!ほら!しっかり捕まっててよ?』
髪の長い先輩が自転車の後ろに乗せてくれた
優しくて、カッコいい
学校に着いて自転車置き場でお礼を言う
「ありがとうございました」
『何、言ってる?痛いんでしょ、保健室行くから鞄貸して』
「気付いてたんですか。すみません」
『ん、大丈夫!それじゃ失礼しますよー』
何を失礼するのかと思いきや
「キャ////、え、先輩重いですから下ろしてください」
ちょっと待って、お姫様だっこはずるい
ギリギリの時間の昇降口でも生徒は何人もいるし恥ずかしい
どこからか黄色い声も聞こえてた
『何組?クラス』
「A組です」
《もぎちゃん、イケメン王子様してる!私もお姫様抱っこしてよー》
『篠崎は元気でしょー?ねえお願いあるんだけど………』
《オッケー!言っとく!》
色んな人に見られて保健室に着いた
『失礼しまーす!って先生いないじゃん』
先輩は私をベッドに下ろしてくれて手際よく膝を消毒してくれた
「あの、何から何まですみません…」
『気にしないでいーよ!向井地美音ちゃん』
「え?何で名前…」
『新入生代表挨拶してたから』
あ、そっか…
「先輩は名前…えっと」
『茂木忍、2年K組よろしくね』ポンポン
『向井地さんって言いづらいな…美音って呼んでいい?』ニカっ
え?私、ドキドキしてる
お姫様抱っこされて頭ポンポンされて、美人で綺麗な髪とスタイルよくて…
好きになっちゃったじゃん
キーンコーンカーンコーン
あ、朝礼のチャイム鳴っちゃった
「私は大丈夫なんでもぎ先輩は教室行ってください!私のせいで遅刻になっちゃいます」
『大丈夫、言ってあるから!美音のことも』
ガラガラ
『さっほー!来るの遅いよー』
《何でぶーちゃんまたいるのよー!
ってか学校では岩立先生って呼んで!
向井地さん大丈夫?手当は…してもらったみたいね
ぶーちゃんありがとね》
『別にいいじゃん?
それならそっちこそ、学校でぶーちゃん言うなしw』
《とりあえずもぎさんは教室戻っていいよ》
『ほい、それじゃ美音、またね』ナデナデ
「はい、ありがとうございました///」
もぎ先輩が出て行く
《向井地さん顔真っ赤でかわいい ウフフ
無自覚であーゆーのやっちゃうから怖いよね
頑張ってね》
パチッと可愛いウィンクをした保健室の岩立先生
教室に行く途中で朝礼が終わった先生とすれ違う
《話は聞いてるから大丈夫だからね》
教室に入るとみんなの視線と一緒に
どーいうこと!
お姫様だっこずるい
もぎ先輩と登校してるなんて!
知り合いなの?
すごい質問の嵐で何が何だかびっくりした
事情を説明するとみんなすぐに自分の机に戻っていった
「ねえ、もぎ先輩って有名人なの?」
後ろの席のゆうちゃんに聞いてみた
《なぁちゃんが前に言ってたよ、カッコよくて優しい先輩で人気が凄いって‼︎なぁちゃんは昔から仲良くしてもらってるって》
なぁちゃんとはゆうちゃんの恋人
2人とも仲良しで羨ましい
女子校で2人が仲良し公認カップルだ
なぁちゃんと知り合いってことは隣町だったんだ
そんなに人気なら好きな気持ちも気付いてもらえないな…
授業が終わり下校時間
帰りはバスかなーなんて考えてると…
『あ、いた!美音!なぁちゃんサンキュー‼︎』
え?もぎ先輩?
クラスメイトがざわついてる
なぁちゃんはゆうちゃんを迎えに来たらしい
どーしていいかわからなくて固まってると
『足、痛いでしょ?送ってくよ?ってか送る』
「え?でも?悪いですよ」
《おんちゃん、大丈夫!もぎさん家はおんちゃん家より先だから通り道みたいなもんだから》
なぁちゃんが教えてくれた
『そーゆーこと』
クラスの子の視線が痛いけど、私も好きになっちゃったんだもん
「それじゃお言葉に甘えていいですか///」
ゆうなぁと校門まで一緒に行き、もぎ先輩の自転車の後ろに座って家まで帰る
『ちょっとだけ寄りたい所あるんだけどいい?』
「いいですよー!」
着いた先は…思い出の公園だった
『私、ちっさいころバカみたいに鉄棒ばっかりしててさ鉄棒で遊ぶ友達とか居ないから1人でずっと遊んでたんだよね』
ちょっと待って…いや、違うよね
『いつものようにこの公園きたら鉄棒やってる女の子が居て嬉しくなって話しかけちゃった
普段は人見知りで自分から話しかけに行ったこと無かったのに自分でも驚いたよ
その子は鉄棒はテストあるから練習しに来たって偉いなって思ったよ』
嘘でしょ…あの時の男の子って…
『テストで逆上がりできた?美音?』ニカっ
その優しい笑い方…間違い無いじゃん
こんなことあるの///
「できました。あの時もありがとうございました
本当はお礼に何回か公園に来たんだけど会えなくて今まで言えなくて…今日やっと言えました」
『男の子かと思ってたでしょ?笑』
「はいw勘違いしてました」
『あん時、美音に一目惚れしたんだ。
でも私のこと男だと思ってるよなーって思ってさ』
え?今、なんて言った?//
『入学式で美音見て、すぐわかったよ』
『美音ことずっと好きだよ。一回しか会ってなかったのに、すぐわかるくらい
付き合ってほしい』
そんなイケメンな顔で見ないで、カッコ良すぎる
嬉しい‼︎
こんなことあるんだ
初恋も2番目の恋も同じ人を好きになるなんて//
もちろん、答えは
「私の初恋と2番目の恋の相手はどっちももぎ先輩です!
よろしくお願いします//」