今日は、夫の診察日。

昨日から落ち着かず、夫が息切れや咳をするだけで不安になってしまいます。

ドキドキ、胸が苦しいです。


何で夫やったん⁉️

なんで増悪したん⁉️


と落ち着かない日々を過ごしている時に出会えた絵本。


『ちっちゃなアレックス 夢のレモネード屋さん』



「レモネードを売ったお金で、病気の子どもを助けたいの」と4歳の小児がんに罹患した女の子が始めたレモネード屋さん。

大勢の方々に、勇気を与えた実話です。


特に私の心に残ったのはあとがき💞


あなたはあるとき、

お友だちと一緒に

原っぱで遊んでいました。

すると突然「果物の妖精」が

現れてひとりひとりに

果物をくれました。

 

 

あの子にはりんご

その子には梨

この子にはぶどう

そしてあなたにはレモン。

 

 

みんな大喜びでもらった果物を食べ始めました。

「おいしい!」と

歓声があがります。


 

そこであなたも

レモンをかじりました。

「わっ!」

あなたは飛び上がりました。

 

 

にがくてすっぱくて、

泣きたくなりました。

 

なぜわたしはレモンなの?


 

「なぜ?」と思うことが

人生には幾度となくあります。

 

 

なぜ、

わたしにはお母さんがいないの?


なぜ、

私には指がないの❓️

 

なぜ、

わたしはこんな病気になったの?


なぜ、

ぼくは耳が聞こえないの?


 なぜ、

ほくのお父さんは死んじゃったの?

 

 

しかし、

この「なぜ」の答えは永遠の謎です。

  

「なぜ」を追求しても

解答は得られないでしょう。

 

それならば、

果物の妖精がレモンをくれた理由を

考えるのはやめて、

 

むしろ

もらったレモンを

どうしたら

おいしいレモネードにできるかを

考えた方が良さそうです。

 

夫はなぜ
希少がんの中皮腫になったの?

この問を、国に訴え続けていきたいと思いますが、中皮腫というレモンを受け入れ、次にどう進むのかを考えていかなければなりません。

今日の診断は、やはり「緩やかに増悪している」というものでした。
呼吸器外科で胸膜中皮腫の権威でもある長谷川先生の診察を受けることになりました。
治療を開始していく予定です。

アレックスから届けられた合言葉

すっぱいレモンをもらった時は、

甘くて美味しいレモネードを

つくればいいのよスター


合言葉が、ほんの少し励ましてくれますおねがい