

その

外宮から車で内宮に向かう途中にある猿田彦神社にも立ち寄ってみました

猿田彦神社
外宮や内宮に比べたら、すごくこじんまりとした神社ですが、猿田彦神社に祀られる猿田毘古神はとってもいい働きをした神様なんですよ
いい働きしたもんねぇなんて言いながらお参りしていたら、旦那さんにどんだけ上から目線で猿田毘古を語んねんって突っ込まれた
猿田毘古神とは…
初めて天つ神が地上に降りることになったとき、天照大御神は自分の孫である邇邇芸命(ににぎのみこと)を降ろすことにしたのですが、その邇邇芸命の天孫降臨の際、安全に地上に降りられるように高千穂へ導いたのが猿田毘古神です。
『道ひらきの神』と言われていて、交通安全とか開運とかをお祈りするのには猿田彦神社がオススメです
そんな猿田彦神社の片隅にあるのがこちら
佐瑠女神社(さるめじんじゃ)
すごくこじんまりとした、割と新しいお社なのですが、佐瑠女神社に祀られる天宇受売命(あめのうずめのみこと)は結構重要な役割をした神様
こちらは、芸能とかを祀っています
天宇受売命は、天照大御神が閉じこもった天岩戸の逸話に出てくる人です。
天岩戸とは、須佐之男命(すさのおのみこと)が、悪事ばかりをしていたため、心を痛めた天照大御神が岩戸に隠れてしまったんですね。
すると、天は暗くなって災害ばかり起こるようになったため、他の神々が天照大御神を岩戸から出そうと試行錯誤したんです。
でも、かたくなに天照大御神は岩戸から出て来ません。
そこで、天宇受売命が、岩戸の前で歌って踊って、それをみた神様たちがお祭りみたいに楽しんでいるのを、こそっと天照大御神が覗いたところを引っ張りだされた…というのが天岩戸のお話。
この天宇受売命は、邇邇芸命が天孫降臨する際の付き人だったのですが、猿田毘古神とのやり取りをした人でもあります。
邇邇芸命は猿田毘古神にとっても感謝したので、天宇受売命に猿田毘古神をお送りするように命じました。
その際、猿田毘古神の名前を自分の名前にして、これからも猿田毘古神に仕えなさい…と仰せられたので、天宇受売命は猿女(さるめ)と呼ばれるようになったそうです
ちなみに、猿田毘古神は、そのあと現在の松阪市の辺りで魚をとっている時に貝に手を挟まれて海に溺れて死んでしまいました
そんなわけで、天宇受売神は猿田毘古神とつながりの深い人なので、ここに一緒に祀られているみたいです。
天岩戸の前で、頑なだった天照大御神の興味をそそるほどの素晴らしい歌や踊りを披露したところから、芸能の神様として祀られているんですね
お伊勢参りにいかれる際には、せっかくなので猿田彦神社にも立ち寄ってみることをオススメします~
そのへつづく。
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