今から2ヶ月半前の11月下旬、私は台湾の花蓮市にいた。

翌月から再就職する事になり、当分旅に出られないので、もう一度ひとり旅をしたかったから。
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台湾は初めてだった。
初台湾の初日は台湾東部の花蓮という街の日本人の方が経営している民宿に泊まった。

民宿のおじさんには、初台湾の初日に花蓮を選ぶなんて変わった人だなあと言われた。

なぜ花蓮を選んだかと言うと、昨年のスペイン巡礼の後、ポルトで出会った台湾男子たちが、台湾の東部の自然がとても素晴らしいと話していたからだ。
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彼らが言っていた通り、花蓮の近くにあるタロコ峡谷や清水断崖、七星潭は絶景だった。

あまり知らなかった日本統治時代の歴史も見聞きし、台湾と日本の関係も学べてよかった。

夜になるとここの民宿のご夫婦が泊まっている人たちと一緒に自然と玄関のテーブルを囲んで話し始める。

その日はたまたま民宿のおじさんのお誕生日。おじさんの子供たちやお孫ちゃんがケーキを持って訪れ、私達まで頂いた。

その夜は、偶然『地球の歩き方』の編集者さんも取材に来てたり、台湾鉄道の旅25日目の人や台湾大好きで何度も来てる人たちが集まった。
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おじさんも私達に焼酎を差し入れてくれて、夜遅くまで台湾の歴史や日本との関係、台湾の津々浦々の観光地の話等で白熱し、初台湾の私にとって思いがけず内容の濃い夜を過ごした。

花蓮市の人口は10万人くらいで規模は私の住む町とあまり変わりないが、町中には人が行き交い、シャッター通りもあまりなく、私の住む町と比べるとずいぶん活気があってフレンドリーな街だと思った。

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朝ご飯のお店で同席した女の子達が、とっても美味しいからっておごってくれた甘い飲み物。
いつか日本に行きたいと、通訳アプリの日本語で話しかけてきてくれた。

滞在中は、朝早くからあちこち散歩した。
30分ほど歩けば美崙山公園に行ける。

そこでは大勢の元気なお年寄りたちが、朝早くから音楽に合わせて体操をしたり踊ったり、カラオケしたりウォーキングしたりしている。

私も体操に誘われて一緒に体を動かしたり、ウォーキングしたりした。年配の人たちは日本語が少し話せ、私が日本人だと分かると笑顔で話しかけてくれる。

一緒にウォーキングを楽しんだ「久壽便當」と言うお弁当屋をしているご主人のご先祖様は日本人だったそうだ。この漢字が読めずに困っていたら、「ひさのやべんとう」って教えてくれた。
ご夫婦で北海道に旅行したことがある、と言っていた。私が松園別館に行きたいと言うと、奥さんがヘルメットを貸してくれ、バイクで送ってくれた。
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もちろんその日のお昼は、彼らのお店にお弁当を買いに行く。すると余分に色々付けてくれた。

花蓮はひとり旅の私にとっても優しい町だった。
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ところが先日、花蓮でM7の大地震が起きたとテレビのニュースで流れた。
倒壊したビルのあたりも歩いた記憶がある。
心配だったが、民宿の奥さんとLINEで繋がっていた人から、民宿は大丈夫との連絡あり。列車も動いているらしい。
台湾の友達も、花蓮の親戚や友達も無事だと知らせてくれた。
そして、日本からたくさん応援してもらっていて感謝しているとも言っていた。

今は仕事を始めたばかりだけど、旅行に行ける時が来たらまた台湾を旅し、ぜひ花蓮を訪れたい。

台湾加油‼︎
花蓮加油‼︎
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