マミー&ミーピアノのブログに
ご訪問ありがとうございます
この時期は卒業を祝う会や卒業式、謝恩会など、
学校で合唱をする機会も多いですよね
そんな時期の少し前にあるのが、
ピアノ伴奏のオーディション。
日ごろから、生徒さんたちには
弾ける場所があるなら弾いてね
チャンスがあるならトライしてね
と言っていますので、
それぞれのタイミングでチャレンジしています
レッスンで
受かりました~
と言われて、
初めてオーディションがあったことを知るパターンもありますが、
たいていは事前にご相談があります。
その場合は、
曲名やイベント名(合唱コンクールなのか、式典なのか)
オーディションの時期や受ける人数
一緒にオーディションを受ける人のレベル、
先生の音楽の好みの傾向
などなど伺って、対策を立てます
オーディション、合格させてあげたいですものね。
とは言え、
だれよりもじょうずに弾ければ100%合格かというと、
そうは行かないのが学校という場
平等に機会を与えるのが教育ですから、
同じ子ばかりに弾かせるわけにはいきません。
どんなにうまく弾けても、
他の子にチャンスが回ることがあることも
オーディション前にお話しておきます。
さて、小学校高学年のある生徒さん。
他の習いごとにかなり力を入れつつ
ピアノもこつこつと努力できて、
さらにお勉強も手を抜かないという
がんばりやさんです
ある日のレッスンで、
学校の記念行事の
ピアノオーディションを受けたい
と相談がありました。
もちろん、受けましょう!
と、オーディションの日にちを聞くと、
6日後
倍率も高い
それは大変!
楽譜を持ってきてるならレッスンしましょうと言うと、
楽譜は学校の先生がいま書いてる途中で、
(たぶん)明日出来上がるだろうとのこと
つまり、楽譜をもらえるのは明日以降で
次のレッスンの前にオーディションになる…
というわけで、
楽譜と、本人の演奏動画をおくってもらって
添削することにしました
スタッカートとリズムに軽やかさを出して、
フレーズのまとまり感と膨らみ、減衰を意識して
他の楽器が何をどう演奏しているのか、
いまその瞬間でピアノが求められてるものは何か。
演奏者全員の芸術性がアップするような働きかけが
ピアノでできないか。
場の雰囲気を壊さず、聴いている人の心に
意図したものが伝わるか。
先生がイメージした音楽になっているか。
そんなことを伝えながら
動画のやりとりをしました。
今回は合奏でのピアノでしたが、
合唱の場合は、プラスして
歌のブレスの位置。
(パートごとで違うことに注意)
合唱の強弱。
(ピアノ楽譜と違っていたり、記載のない場合も多い)
前奏・間奏・後奏などピアノソロの部分の美しさ
合唱を引っ張っていくテクニックなんかもお伝えします。
(ピアノは影の指揮者です)
さて、そんなやりとりが数日続いて…。
動画の添削をしたのが、深夜11時半ごろになりました。
小学生だし、もう寝てると思うけど、
注意だけは送っておこうとLINEを送ると
すぐ既読がつきました
そして驚いたことに、その5分後に、
今、注意したところを直した動画が送られてきました
この時間まで練習してるの
運動系の習いごとで忙しく、
帰宅も夜遅いはずです。
勉強もしなくちゃだし、身体もクタクタのはずなのに
その後も、わたしがコメントするとすぐに修正して
動画が送られてきました。
何度かやりとりして、最終的にOKを出すと、
ありがとうございます!練習します!遅くまですみません。
と…。
この後、まだ練習するの
その上、遅くまですみませんと私を気遣ってくれて、
いい子だって知ってたけども
泣ける・・・
あとから、
あんな遅い時間まで、よくがんばったよね
と振り返ると、
だって、そこしか弾く時間がないから…
って、笑ってました。
オーディションは1度では終わらず、
2度のオーディションを経て、
生徒さんは無事に伴奏を勝ち取りました
先生がいうには、
みんなよかったけど、
生徒さんは音楽的によかった
んだそうです。
うれしい言葉をいただきました
その後、イベントでもしっかりと弾けて、
いい思い出を作れたようです
こだわりのお品物をいただきました
こころなしか、
頂くものも春らしくなってきた気がします。
東京は、
今日が開花宣言かな
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