マミー&ミーピアノのブログに
ご訪問ありがとうございます
新学期始まって2週目だった先週。
小学生の生徒さんたち
ぐったりお疲れでした
新しいスケジュールに
新しい人間関係。
だれでも気の張る時期ですが、
ピアノをがんばる子たちは
何事もきちんとやりたい傾向がありますから、
疲れも人一倍かもしれません。
落ち着くまで注意深く見守ろうと思います
さて、新曲をお家で譜読みして
ちゃんと練習もしたけど、
難しかった
ぜんぜん弾けなかった
とレッスンで嘆かれることがあります。
そんな時には、
こんな声かけをします。
全然弾けてないってことはないと思うわよ
むしろほとんど弾けてると思う。
だってこの曲の全ての音符からしたら、
弾けてる音の方が圧倒的に多いでしょ？
実際にそうなんですが、
生徒さんには目から鱗のようで
気持ちが楽になるようです
じゃあ具体的に
どこが弾けないのか見ていこうね
となるわけですが、
弾けないことはわかっていても、
じゃあどこが？どんなふうに弾けないの？
と訊くと、
レッスン始めて1年くらいだと、
言葉に詰まることが多いです。
導入教材をやっていた小学校2年生さん。
新曲のレッスン1回目に
難しかったー
と言って楽譜を開きました。
見ると、書き込みがたくさん。
その中に数ヶ所、大きな字で
まちがえない！
と書いてある場所がありました。
弾いてもらうと
確かにそこで止まってしまう
じゃあ、どの音が弾けないのか調べてみようか
と、こんな作業をしました。
1拍目は大丈夫。
2拍目も弾ける。
3拍目表は大丈夫だけど、
裏に行く時に止まっちゃう。
裏も右手は弾けるけど。
左手が迷っちゃうね。
と言うことは、
3拍目左手、表から裏拍への移動に
何か問題があるわけね。
ここで大事なのは、
生徒さん自身で気付けるような
声かけとヒントを出してあげること
自分でたどり着いた（と感じられる）ことが
大切です。
弾きにくい場所がピンポイントでしぼれたら、
原因をさぐります。
なんで左手が止まっちゃうんだろうね
左手だけ弾いても止まっちゃうね
（左手だけなら弾けるパターンもありますね）
指使いに無理がある？
音の流れをまだ覚えてない？
跳躍先の鍵盤の位置が把握できてない？
必要な時に助けを出しながら、
辛抱強く見守っていると、必ず
これかあ
と言う瞬間がやってきます。
この生徒さんも
何が原因なのかわかって、
すると
その瞬間から弾けるようになりました
おうちで一生懸命練習しても
ぜったい弾けなかったのに、
なんで原因がわかっただけで
すぐ弾けるようになったの
と不思議がっていましたが、
本来ピアノの練習と言うのは
こう言うものなんだよ
と、お話ししました。
いまではすっかりこのやり方を身につけて、
効率の良い練習が身につき、
すくすくと伸びています
練習と言うのは
弾けない
しっくりこない部分を
なくしていく作業です。
もちろん弾き込む（数をこなす）ことが
必要になるときもありますが、
まずは引っかかりや、
違和感の原因を探していくことが
大切だと思います。
そして、この問題解決の方法は
ピアノの練習はもちろん、
他のことでも使えるので、
早めに身につけて欲しいスキルの１つです
たくさんの生徒たちをみていると、
もともとこう言う問題解決の思考を持っている子は
ピアノも効率よく練習していて無駄がなく、
学校の成績もよいです。
逆に持っていなくてもピアノで鍛えられるので、
それが生徒さんたちの生活全てに
活かしてもらえたらなぁと思います。
ひさしぶりに、
箱根に行ってきました
少し標高が高いせいか
ちらほらと桜も残っていて癒されました
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