受験勉強を始めて最初の数ヶ月、娘はずっと焦っていました。
模試の会場で、周りの子たちが小学生から塾に通ってきた話をしているのを聞いて、「私、バレエしかやってこなかった」とつぶやいたことがあります。
積み上げてきたものが違いすぎる、と本人は思っていたようでした。私もその不安を、簡単には否定できませんでした。14年間、机に向かう時間より、鏡の前に立つ時間の方がずっと長かった娘です。塾での勉強の勘みたいなものは、確かに持っていなかったと思います。
それでも、真面目に一つのことに向き合ってきた時間は、消えてなくなるものではありませんでした。娘を支えていたものの正体に、あとになって気づくことになります。
コンプレックスの先にあったものを、上にまとめています。

