入笠山 | 私の原体験
階段で滑り落ちた三日後、入笠山へ土曜日、整体院からの帰りに階段で滑り落ちました。その三日後の火曜日には、友達との入笠山登山を予定していました。普通に考えれば、キャンセルするところでしょう。けど、、、今回の入笠山登山はゴンドラを利用し、歩く時間も短く、登山道もハイキング程度。目的は、お花を見ることでもあったので、写真を撮りながらのゆっくりハイキング。一緒に行くのは、以前、景信山から高尾山を歩いた友達。今回キャンセルすると次に予定を合わせられるのは、またしばらく先になりそう。そんな理由をいくつも並べながら、できることなら行きたいと思っていました。週が明けた月曜日に整形外科を受診し、レントゲンを撮ってもらったところ、骨には異常なし。痛みも、慎重に歩けばなんとか大丈夫そうでした。ということで、予定どおり行くことにしました(^^;友達には行きの電車で事情を説明し、ゆっくり歩きをお願いしました。葉の陰に揺れる、可憐なすずらん当日、梅雨の合間の曇り空。眺望は期待せずに出かけたのですが、到着してすぐ、ゴンドラ乗り場から八ヶ岳がきれいに見えました。思いがけない景色に、さっそく感動!八ヶ岳そして、今回のお目当ては、入笠山のすずらんです。どのくらい残っているだろうと心配していましたが、よく見ると、葉の陰に小さな白い花がたくさん揺れていました。そっと隠れるように咲いている姿が、なんとも可憐です。入笠山へ 木道を歩く葉っぱのかげにすずらんがたくさんちょっと歩いては止まって写真を撮ります。木道の間に覗くお花(ウマノアシガタ)アヤメ黄色の花(^^;クリンソウお昼は入笠山ヒュッテで食べるのをとても楽しみにしていたのですが、前日にランチ休業日と判明!急遽、それぞれ昼食を持参することになりました。入笠山ヒュッテ山頂では私はいつも非常食として持ち歩いているアルファ米の炊き込みご飯を食べました。アルファ米、どんなものかと思いましたが、結構いけますね!ただ、カップ麺に比べると出来上がるのに時間がかかるかなー雲間から見える山々を楽しみながら、かなりゆっくり過ごしました。山頂雲の間から見える山々雲の間から見える山々登りは登山道を使ったのですが、下山は迂回ルートへ。私はストックをついて慎重に歩きました。山歩きでよみがえった、中学生の頃の記憶ゆっくり歩きなので、自然におしゃべりに花が咲きます。その中で、盛り上がった話題の一つが、中学の頃の学校行事「奉仕活動」。今では「ボランティア活動」と呼ぶのでしょうが、当時は「奉仕活動」と呼んでいました(^^;グループによって活動内容が違ったようですが、私は愛児園へ行って、タオル畳みなど地味な作業に加え、子供と遊んだりしました。一人の子供をおんぶした時に、その子が、私の身体にぴったりとくっつき、しきりに触れてきたことを覚えています。嫌だったわけではありません。中学生だった私は、その様子から、「あー、この子たちは、人のぬくもりや、愛情を求めているのかもしれない」そう感じたのでした。それを話したら、過去と今がつながった「それが、今のような支援の仕事につながる原体験になっているのじゃない?」と友達に言われました。確かにそうかもしれない!誰かの役に立ちたい。その思いを形にする方法は、「ものづくり」から「薬膳」へ、そして「心理」へと変わってきました。それでも、私の根底には、いつも同じ思いが流れていたように思います。そして現在、「放課後等デイサービス」というところで働くことになり、子どもたちの支援に携わっています。特別に子ども好きというわけでもなかった私が、なぜ今、子どもたちと関わる仕事をしているのだろう。ときどき、自分でも不思議に思っていました。けれど、中学生の頃のあの体験が、長い時間をかけて、今の私につながっているのかもしれません。さて、このメンバーでの登山は2回目です。前回は、自分の劣等感にとらわれ、どこかうだうだとした思いを残してしまいました。けれど今回は、そんな気持ちになることもなく、入笠山の花々に癒され、友達の優しさに包まれた登山になりました。ゆっくり歩いたからこそ、思い出せたこと。友達と話したからこそ、気づけたこと。山を歩く時間は、ときどき、忘れていた自分と今の自分を、思いがけないところでつないでくれます。りんどうりんどうにっこうきすげ