こんにちは!World Beauty College代表/Lady Universe Japan運営代表の樋口千紗です音符

 

 

 

以前にも、下着の記事で書きましたが、「セクシー」など性にまつわるワードに、あまりいい印象を持たない日本。
 
 

日本では「性」に関わる話をパブリックでするのはNGみたいな風潮があります。

 

その理由は、「性=だらしない、いやらしい」という文化があるからです。

・性に積極的
・性にガツガツしてる

のような印象を与える上、「男性をドキドキさせるためのもの」「男性に媚びるためのもの」と考えられがちだからこそ、嫌悪感を抱くのでしょう。
 
 

これらの理由は、以前に他の記事でもお伝えしている通り、日本は歴史的に見ても「隠す文化」「個を主張しない文化」が発達してきたためです。
https://ameblo.jp/chisa9633/entry-12609874188.html

 

『【part1】外見美における日本と海外の概念の違い 』こんにちは!World Beauty College代表/Lady Universe Japan運営代表の樋口千紗です   今日はミスコンに出場する上で抑えて…リンク樋口千紗ブログ「世界基準の美女になる方法」

 

https://ameblo.jp/chisa9633/entry-12609874417.html

 

『【part2】内面の美における日本と海外の概念の違い』こんにちは!World Beauty College代表/Lady Universe Japan運営代表の樋口千紗です  前回  「【part1】外見の美にお…リンク樋口千紗ブログ「世界基準の美女になる方法」

 





日本の「性教育」が遅れているのも、「性」へのイメージが日本では良くない上、「寝た子を起こすな」の考えで、性について話すことは暗黙のルールでタブー視されているから。



しかし、 性を単に「タブーなもの」「淫らなもの」「恥ずかしいこと」とのみ位置付けることは間違っています。



性に対する一元的な受け取り方や認識があることによって社会問題でもあるジェンダー差別につながるのです。
なぜなら、そのような認識が性犯罪被害者にも悪影響を及ぼすから。
 
 
 
性被害に遭った女性に、
 
「性暴力を受けたことを、なぜ誰にも相談しなかったのか」
 
と問うと、
 
「恥ずかしくて誰にも言えなかった」
 
という回答がほとんどであり、最多を占めているそうです。
 
 
 
つまり、 他の犯罪・暴力と異なる点は被害を受けた事実、被害者となった自分自身を「恥」だと思い込んでしまうのです。

 
 

このことからも分かるように、国家単位、文化単位で「性」を単に「恥ずかしいこと」と位置付けることは、危険なことであり、救えるはずの性犯罪被害者を二次被害にさらすことにもなるのです



最近では、ニュージーランド政府が公開した性の啓発動画が話題となりました



動画内では、「お宅のお子さんが私たちのポルノ動画を見ましたよ」と、男女の裸のポルノ俳優が家に訪ねてくる斬新な内容。

https://www.youtube.com/watch?v=cTfcUro-pyQ  



詳細は端折りますが、




女性のポルノ俳優:「動画ではいきなり性行為を始めるけど、息子さんはまだ恋愛関係も理解できていないかもしれない」




男性のポルノ俳優:「ポルノの動画内では演出があるけど、普段の生活であんな風にしないよ」  




というセリフを通して、要は「ネットと現実は違うのだ」ということを伝えています。  
このように、海外では性について発信することは積極的に行われています。



フィンランドでは、中学校の「健康教育」の教科書でペニスの形は様々であること、異性愛や同性愛があること、恋愛関係には別れもあることなどを教えています。
このことは欧州の他の国でも同様です。  




フランスでは、性を「科学」で教えます。
中学で女性用コンドームや緊急避妊用ピル、高校で不妊治療について教え、性的少数者の人権擁護パレードも写真付きで紹介。



法制度について海外と比較し、議論させるような項目もあります。 



韓国では、小学5年生の保健科で性暴力に遭いそうになった時の対応方法や、実際に被害に遭った時の相談先なども載せています。中学ではコンドームの装着方法を教えています。 


 

上記からもわかるように、日本の性教育は本当に遅れているなと感じます。
それを妨げているのが「性」についてネガティブなイメージが根深い文化なのです。



性教育のあり方や、ジェンダー差別の課題を一人ひとりがもっと知って、考えて行動していけるといいですね!