差別問題つながり で読んだ本。
が、差別問題よりも、労働としての現場や食肉産業、それにどのように食肉の解体が行われているのか…等々の方が詳しく記載されている本でした。
逆にそういった労働問題の側面から差別問題に触れている…といった感じかも。
劣悪な労働の歴史は読んでいて結構すさまじかったです。
又、登場する解体作業で働いている方は、どなたも「職人」という表現が当てはまるような方ばかりでした。
芝浦に東京都の施設として屠場(この言葉自体が差別的意味合いがあるようで、「食肉解体場」と今風にいうのか)があるなんて、全く知りませんでしたしね。←食肉を解体や、その監督をしている人が公務員だったりね。
…そういえば、高速とか乗っているとこっちの方面に牛を載せたトラックが向かっていたりするような…
スーパーに行けばパックされたお肉しか並んでいないワケで、加工の作業工程だとかは想像もつかなかったので非常に興味深かったです。
狂牛病問題等で吊られている肉の映像だとかはTVで見たりしてますが…我が家では、たまに鶏の1羽丸焼きってのは登場するメニューなので、鶏なんかは想像がつきますが牛や豚はなかなか具体的には想像できないし・・・^^;
生きている牛や豚をどういう風に食肉として加工するために作業していくかとかというのは、生々しいですが、生き物を食べている以上はそういう事も知った上で食べるのが動物や作業をしてくれた人への礼儀じゃないかな~なんて気持ちも持ちながら読んだ一冊でした。
<面白かったトリビア的ネタを紹介>
◆サクラ肉の名前の由来
馬肉が「文明開化」の流行になり、馬肉を牛肉と偽って販売して懲役の罪になる者が現れた。
牛を午(うま)と書いての商売で、インチキ商法の「サクラ」から「サクラ肉」と呼ばれるようになった。←いくつか説があるのは知ってたけど、これは初めて目にした説。
サクサク度:★★☆
トリビア度:★★★☆
満足度:★★★★
