《オーバーラップの嫁》
#016つきみ、データチェックをする



引き続き、ランちゃんのショップにて

「ところでつきみさん、今季のインテルとなるとU5が無理っぽいのはともかく、アレコレ入れるとFにもなっちゃいますよっ?そこのチョイスはどんな感じにするんですかっ?」

ランちゃんは私にMVPフォルランを買わせたくせに
レア枠についてのチョイスを訊ねてきた

「ああ、そっか、レアが増えるとレギュレーションも考えなきゃならないんだっけ……」

すっかり忘れていた
まあ、単純にエトーさんが抜けて
フォルランって感じなので
別段気にしなくても5枠内に収まるとは思うけど

軽く組んで確認してみる

なるべくレア枠を使いたい
レア枠じゃないとならないチョイスは
こんな感じ

下から

ルシオ
長友
サネッティ
ミリート

次点
セーザル
マイコン
スネイデル

で、フォルラン

「ああ、長友が無駄に圧迫している気がする……」

長友に関しては10-11で黒枠が恐らく出ると踏んでいるものの
現状、長友はジャパンのレアカードしか存在しない

ルシオに関しては
09-10のレアが
アンチハイタワー持ち

マテラッツィがチームから抜ける事を考えると
バイエルン時代的なルシオより
守備的なパワータイプのルシオにしたい

サネッティは、別に黒枠でもいいけど
インテリスタとしては
バンディエラ以外使いたくないw

ミリートは2択
必然、完全上位なレアが良い

この4枚に関しては揺るがない感じだ

で、次点のカードは
そこまでレアに固執する必要は無いのだけど

……う~ん

MVPフォルラン入れると
5枠を使いきってしまう

「ランちゃん、MVPフォルラン使うと戦術の幅が狭いよ~」
「まあまあっ、そこは黒長友が出るのを待って下さいねっ」

なんだか、掴まされた感が
否めないw



「ランちゃん、こっちの会計まだ?」

そういえば、シルシル君も居たんだっけw

ついでに意見を伺ってみる



「まあ、僕も結局はエジルとか待つ状況だし、新加入のコエントランはWCCFで黒しか無いからU5は人選必要だし、あくまでも新カードの使用感チェックの為って割りきっちゃえば?」
「シルシル君のレアルは割りきっちゃっても5Rじゃん、インテルはそうもいかないのよ」

ワガママだという事は解っているけど
ついつい、ゴネてみる

「じゃあ、誰かを黒にするしか無いんじゃない?」
「誰を?」
「その次点メンバーは全員黒」

う~ん、解っている答えしか返って来なかった次第

「あとは、ルシオかサネッティくらいしか、弄れないよ?」
「それはヤダ」
「じゃ、我慢するしか無いよ」

堂々巡り



そんな訳で
店でゴネてないでプレイしてこいと
ランちゃんの冷たい視線を浴びながら
シルシル君と私は、うちのゲーセンに戻るのだった



戻ってみると
なにやら見慣れない方が
パンダさんとナショナルスーパーカップでタイマン勝負中

やいのやいの盛り上がっている様子だ

パンダさんの使うチームは
どういう気分転換なのか
今季気味のチェルシー5R

内容は
■チェフ

■ボジングワ
□イバノビッチ
☆テリー
■As・コール

■ラウール・メイレレス
□エシアン
☆ランパード

☆アネルカ
□S.カルー
☆ドログバ

控え
□P.フェレイラ
□アレックス
□マタ
□マルーダ
☆F.トーレス

システムはチェルシー的な
4-3-3

トーレスがベンチとか
まあ、いやらしいw



相手はなんだろう?
これはマラガ?

内容は
□アセンホ

□セルヒオ・サンチェス
■デミチェリス
■マタイセン
□ムティリガ

□マレスカ
□トゥララン

☆カソルラ
☆ホアキン
□バチスタ

☆ファン・ニステルローイ

控え
□フェルナンド
□ブオナノッテ
□ルケ
□アレクシス
□ホセミ

システムは4-2-3-1気味

かなりマニアックなチームだ



試合の流れは
パンダさんはまだ立ち上げて
それほど経って無いのか
チェルシーの勝手がイマイチなのか
割りとマラガのペース

これは結構ヤリ込んでいるっぽい

「これは、勝負あったね」

シルシル君は終始ポゼッションの高いマラガの様子を見てか
勝敗を確信する

「う~ん、パンダさんのチェルシー?立ち上げたばっかなのね」

やはり、いくら5Rといっても
立ち上げて間もないチームと
仕上がっているチームとの対戦では
後者の方が有利

采配も拮抗している場合
これはなかなか覆らない

時計は既に後半30分

パンダさんはトーレスを準備しているが
なかなか相手も厄介

上手いことサイドで時間を使っており
なかなかボールが切れない

私も有利な状況で守備的なポゼッションを計る事はある
手堅い時間の使い方はこのゲームでも有効な作戦の1つだ

結果、マラガが2-0で勝利

守備力はあまり無い筈だが
無失点でナショナルスーパーカップを押さえた

「いや~、ミミミンは強いな~」
「いいえ~、パンダさんの采配も手堅かったし、しんどかったですよ~」

ふむ、どうにも
パンダさんの知り合いの方らしい

ていうか、今気付いたけど
女性の方だ

「あ、つきみさん帰って来たんだ」

パンダさんは私に気付いてか
マラガの方を私に紹介する

「あ、初めまして、アタシ朝海ミミって言います、あなたがつきみさんね?」
「あ、ども」

なんでも、WCCF女流チームなんぞをやっているんだとかで
私の噂を聞いてココに来たんだそうな

「チーム?」
「そう、簡単に言うとサークルみたいな感じよ、ホラ、WCCFってなかなか女性のプレイヤーが少ないでしょ?そんなチームがあってもいいかな~って思って、立ち上げたんだ」

ミミミン曰く
WCCFには強豪プレイヤーが集まるチームというか
そういうサークルみたいなモノが各地にチラホラあるんだとか

簡単に言えば
WCCFは知識ゲーみたいなとこがあるので
その情報共有やら、意見交換
はたまた、対戦会を開いたりして、切磋琢磨する環境らしい

「ふむ」
「つきみさんって、サッカー詳しくて、WCCFも始めたばかりにしては上手いってパンダさんに聞いたんだけど、どう?もし良かったら、対戦してみない?」

なるほど、パンダさんが
アレコレ喋っていたのか

「いや~、私なんて、全然さっぱりですよ~」

な~んて、謙遜しつつ
別に対戦を断る理由は無い

とりあえず、フレンドリーで
お手合わせと相成った



ちなみに私のチームは
インテル選抜U5
以前使っていたモノの改良型

下から

GK□0203パリューカ

RSB□0607マイコン
RCB☆ITF・カンナヴァロ
LCB□0203ガランテ
LSB□0203ヴィヴァス

DMF☆BANサネッティ

RW☆0809WFWエトー
ROMF□0506ムンタリ
LOMF■0405スタンコビッチ
LW□0607グロッソ

CF☆ARSD・ミリート

控え
CB□0708サムエル
CB□0506マテラッツィ
CB□0405フェラーリ
RW□0708スアソ
LWorLSB□0708マクスウェル

こんな感じの
システム4-1-4-1

グランデを獲ったU5とは別で
以前0910してた5Rインテルを
ごっそり入れ換えして作ったチームだ

育成具合としては、結構育ち切っており
タイトルは、ちぐはぐな獲り方をしているが
対戦をするには充分な状態だ

で、ミミミンは
マラガなのかと言うと
別のチームを出してきた

☆ギブン

□ベイ
☆キャンベル
□ブムソン
■サントン

□ジェレミ
□ハマン

□ソラーノ
■ルケ
□エムレ

★シアラー

控え
□コロッチーニ
□ババヤロ
□ロゼフナル
□パーカー
□オーウェン

システムは4-2-3-1

うむ、ニューカッスル選抜U5といったとこか

なんだろう?
ミミミンはルケが好きなのかな?

なんともマニアックな気もするけど
あまり対戦慣れていないチームなだけに
警戒が必要だ

「あんまり強いチームじゃないけど、よろしくね」

とかなんとか、ミミミンは言うけど
さっきのマラガといい
層の薄いチームでもホイと対戦しようってんだから
采配(ウデ)に自信が無ければ出来ない事だ

チームグラフはオフェンス、支配、スピードに育ち切っており
攻撃的な展開が予想される



キックオフ

ミミミンのホームなので
まずは様子を見る

シアラーのLEのKPは
ペナルティエリア支配
そして、トップ下に居るエムレがニューカッスル仕様なら
スルーパス重視

支配系のラインで形成された縦ラインならばと
私はKPをカンナヴァロに
アンチコンビネーションで構える事にした



とりま、効果があってか
あっさりとボール奪取

さて、ニューカッスルのディフェンスが
どんな構成になっているかなんて
前知識が私にはあまり無いが

幸い、相手LSBは勝手知ったるサントン君

エトーさん対サントン君ならば有利だと判断し
右サイドから崩す事にした



KPはデキのムービングパスワークで
いつも通り
エトーさんに渡ったところで
KPをエトーさんで、ラインブレイク
サイド突破を図る

しかしながら
サントン君のタイマンというか
フォアチェックに合い
あっさり奪取されてしまった

「うむ、これは何か他のKPが効いてる対処だなぁ」

サントン君のKPはサイドアップダウンの筈
どちらかと言えばオーバーラップの加速を促したり
カバーに入る動きのモノで

フォア気味にチェックをするKP戦術では無い

恐らくは全体効果のある
守備系KP戦術をミミミンは併用している事が推測される

ぶっちゃけ
データ不足だ

ともあれ、私も私で
守備に関してはメタが張れており
今のところ失点する様な流れでは無い

これは後半の采配、1点勝負になりそうだ