《オーバーラップの嫁》
#010つきみ、KP戦術をころころ変えてみる
実質、パンダさんとアカサカ君の一騎討ちなICCは
どういう訳かアカサカ君が勝利するという展開になり
「よっしゃ、これはデカイっ!!」
アカサカ君はパンダさんに勝てたのが余程嬉しかったのか
ご満悦の表情
「う~ん、やはり育成の差が出た感じかぁ」
何の事は無い
パンダさんのサブチームの育成具合が
アカサカ君のサブチームと比べてイマイチ育成が足りなかったという話
WCCFではよくある話
いつだって戦力的に対等な試合が行われるとも限らない話だ
敗因が解っているだけに
パンダさんは別段悔しそうな感じでもなく
むしろ若いアカサカ君が大きなタイトルを獲れた事に
賛辞を贈っている
「パンダさんはオトナだなぁ~」
シルシル君はそんなパンダさんにまた賛辞を贈っている
これはこれで
対戦ゲームとして良い雰囲気だ
それはそうと
こっからは私の話
レギュラー2部と
プレシーズンカップが待っている
「さて、と、私のチームもそろそろタイトルが欲しいぞっ」
まずはレギュラー2部をサクッと2試合
レギュラー2部はまだ誰とマッチする事も無く
しかも弱めのCPUチームとの対戦
普通にやってれば
まず負ける事は無い
「う~ん、ぼちぼち連携線も繋がってきたし、そろそろKP戦術を切り替えてもいいかなぁ……」
私はチームマネージメントを終えて
試合を待ちながら
各選手カードを擦っては
KP戦術を切り替えてみる
「そうだなぁ、まずは攻撃時と守備時に使うKP戦術を決め打ちしてみたらどうかな?」
「決め打ち?」
シルシル君曰く
KP戦術の切り替え方の取っ掛かりとして
攻撃時と守備時を決めてしまうと、まずは楽なんだとか
「う~ん、決め打ちかぁ」
私はとりあえず
0405デキのKP戦術を点灯した
「攻撃時はデキのムービングパスワークが便利かなぁと思うんだけど、守備って私のチームは選択肢が多いからなぁ……」
「とりあえず、どんなKP戦術があるんですか?」
私は一通り
DF表記の選手を擦って
シルシル君にKP戦術を見せた
□マイコン
オーバーラップ
□マテラッツィ
パワーディフェンス
□サムエル
バイタルエリアブロック
□グロッソ
サイドアップダウン
□マクスウェル
サイドゲームメイク
□ヴィヴァス
アンチスピードスター
□フェラーリ
リトリート
□ガランテ
オーガナイズドディフェンス
■コルドバ
マリーシア
☆サネッティ
フォアザチーム
あ、ちなみに初め使っていた☆マテラッツィは
同じ戦術で白枠が使えるとの話で
急遽、コルドバを黒枠に変更している
「う~ん、意外と攻撃的なんですねw」
「だって、そういうコンセプトだし」
私のチームのDF
特にSBの選手は攻撃参加を視野に入れてある為
KP戦術も攻撃参加をしやすいものがかなり入っている
「あえて言うならガランテかなぁ」
「ふむ、オーガナイズドディフェンス?」
「曖昧なKP戦術だけど、組織的守備をチーム全体に促すKP戦術だから、とりあえずの使い方としてはむしろ解りやすく守備能力が上昇するよ」
「ふ~ん、やっぱガランテ先生かぁ」
一応、それに関しては私も調べてあった事
連携とKP戦術の多様化を考えて起用した次第
「ただ、オーガナイズドディフェンスはスタミナを結構消費するから、基本はサムエルかマテラッツィかな?」
「あ、スタミナ使うんだ?」
「まあ、こればっかりは使ってみないと中々解らない事なんだけどね、やっぱ効果の大きなKP戦術はそれなりにスタミナを使うものがあるんだよ」
「へぇ~っ」
となると
ベンチワークも視野に
使っていくのが良さそうだ
「じゃあ、攻撃はデキのムービングパスワークとして、守備は前半をサムエルかマテラッツィ、後半にガランテ先生かな?」
「うん、とりあえずそんな感じじゃないかな」
ちなみに
□サムエルの
バイタルエリアブロックは対ドリブルに強く
□マテラッツィの
パワーディフェンスは
ハイボールなどの放り込みに対して強いKP戦術なんだとか
これは事前に対戦相手の傾向が解れば
スタメンの起用どころも
考えていきたい
「うむ、ともあれ、KP戦術の切り替えが上手く出来ないと話にならないわね」
私は早速、レギュラー2部で
KP戦術の切り替えを練習する
まずは攻撃
私はデキを擦り
ムービングパスワークを点灯する
「う~ん、こうするとやっぱデキにボールを集め易い感じがするわね」
更に言えば
ムービングパスワークの特徴なのか
前方のスペースに動きながら
パスを出して試合を運んでいる
「なんとなく、球離れも良くなってて、扱い易いかも」
と、KP戦術の効果に眺めていても
試合は組み立てられない
私は指示ボタンを駆使しながら
相手DFを崩しに掛かる
「ああっ、取られたっ」
まだ、ムービングパスワークの動きに慣れない事もあり
早い展開をしてしまったが故の
インターセプトをされてしまった
「これは、動きながらのパスワークの癖を掴まないと、出す指示が噛み合わないかもしれないなぁ」
「そうかもね、とりあえず慣れは必要だと思うよ、で、守備はどうするの?」
「ああ、そうだった」
私は慌ててスタメン起用していたマテラッツィを擦って
パワーディフェンスを点灯させる
「う~ん、忙しいっ」
「ははっ、これも慣れだよwホラ、今度はボールを奪ったよ?」
「おおっ、ちょっと待ってよっ」
私は再びデキを擦り
ムービングパスワークを点灯させた
「う~ん、たった2枚しか擦らないってのに、なんか急に忙しいゲームになってきたなぁ」
「初めはそう感じるかもしれないね、そうだなぁ、切り替えが慣れないうちはとりあえず守備のKP戦術を優先するといいよ」
「守備?」
「うん、例えば、攻守の切り替えが早いオフザボール争いの時なんて、ボールを奪い奪われる度に切り替えって忙しいでしょ?それなら、もう少し安定してボールキープ出来るまでは、守備のKP戦術を点けていた方が、間違いは少ないからね」
「なるほどね、それは確かにそうかも」
私は言われた様に
前線がボールをキープするまでは
守備のKP戦術を点灯させておく事にした
「うん、これならKP戦術の切り替えにばかり捕らわれないで、指示ボタンも扱いやすいかもっ」
そんな訳で
KP戦術パワーディフェンスの効果あってか
ボールの競り合いも優位になり
ボールポゼッションも向上してゆく
私は再びデキを擦り
ムービングパスワーク
「なるほど、一歩スペースに飛び込んでからパスをする感じかな?」
次第にムービングパスワークのコツを掴んできた私は
デキのアシスト
ミリートで得点が出来る様になってきた
「うんうん、動きの癖さえ解ってくれば、指示ボタンのタイミングとかも案外簡単に扱えるわコレ」
私は思う様に試合が組み立てられ始め
ゲームを支配してゆく
「コレは楽しいわ、ちゃんと攻守でKP戦術を切り替えて、その動きの癖も解ってくると、指示を出してる感があって、ただ眺めている感じがしないわね」
「うん、だからKP戦術、特に攻守切り替えはこのゲームにとって結構重要な事なんだよ」
う~む、KP戦術を固定
フォアザチームだけでプレイしている時とは
まるで別世界だ
もちろん、守備においては体感しづらい部分もあるし
何も相手がある話
パワーディフェンスを点けているからとはいえ
必ずしもハイボールに対して絶対的な優位性があるという訳では無いだろう
例えば
今は相手チームがへっぽこCPUだから
むしろ何も指示を出さなくても勝てそうな話だが
これが私のチームより遥かにしっかり育った相手だと
きっと付け焼き刃になる事だって想定出来る
しかし、万策つくして負けてしまうなら
それは仕方の無い話
何も手を打たずに負けるのとは
全く話が違う
逆に勝ち方で言っても
選手AIに完全に任せて勝つのか
こちらの采配通りに勝つのとでは
全然意味は違うし
どっちが楽しいかなんて
断然、後者である
リアルサッカーでも
そりゃ、今をときめくバルサ相手に
極端な話、グランパスとかが立ち向かったところで
そうそう勝てる話では無いし
どうやっても覆らない大きな差があると思う
しかし、きっとピクシーだって
そんな試合、端っからサジは投げないだろうし
やれる事は全てやる筈
例え、それでも完敗するとしても
それで見えてくる如実な差や
理想に近付く為の課題が1つでも見えてくるなら
その敗戦だっていつか価値が出てくるモノだ
「そっか、つまりはKP戦術の切り替えだけでも、チームとしてまだ手を尽くせるところが沢山あるのね」
「うん、平たく言うと、そんな感じかな」
「う~ん、まだ攻守2つのKP戦術しか擦れないけど、コレって突き詰めると、攻守だけじゃなくて、選手個々で切り替えるケースだってあるのよね?」
「そうだね、つきみさんのチームだと、一番解りやすいところ、ミリートがボールを持ったら、決定力を高める為にゴールハンティングは発動させたいし」
「例えば、マイコンが持ったらオーバーラップもしたいなぁ」
KP戦術には
ムービングパスワークや
パワーディフェンスなど
チーム全体に効果のあるモノもあれば
ミリートのゴールハンティングや
マイコンのオーバーラップみたいに
選手個人の能力が上昇するタイプの戦術もある
選手の個性として
特殊能力が成長するだけでも
自然とこれらの効果が反映されていくらしいが
理想としては
やはりもっと細かに
KP戦術を点灯させた方が
得られる効果も高いんだとか
「う~ん、まだ切り替えに慣れている訳じゃないし、個々に擦るのは頑張ってもミリートが限度かなぁw」
「まあ、無理に擦って指示ボタンが疎かになってもダメだからね、ある程度組み立てのパターンさえ確立すれば、流れで切り替えられるけど、少しずつ心掛けていけばいいよ」
パターンかぁ
それが掴めれば
確かに、切り替えのタイミングが見えてくるかもしれない
これは、もっとチーム全体に慣れて
身体で覚えていかないと
難しいプレイテクニックかも
「さて、僕もそろそろプレシーズンの準備しなきゃw」
「え~っ、出るの~っ?」
「だって、ホラ、みんなも出るみたいだしw」
私は周囲のサテライトを見回すと
パンダさんも、アカサカ君も
スタンバっている
「大丈夫だよ、みんな立ち上げたばかりのチーム使うし」
パンダさんも、アカサカ君も
3rdチームを用意しているみたいだ
「そんな、アンタたち、いくつチーム持ってんのよっ!?」
愚問、パンダさんは廃なので
ビアンコネロ以外にも
アズーリやら、お試しのマンCだったり
アカサカ君も
バルサっぽいチームを持っていたり
なんだかんだ
実験用のICを有している
「まあまあ、いつかは対人戦デビューするんだし、みんなで楽しもうじゃないかw」
パンダさんは意地悪く
そんな事を言うが
そりゃ、メインチームじゃないからテキトーなんじゃないの?
と、思う訳で……
いずれにせよ
気持ち早い、私の対人戦デビューが始まろうとしていた
#010つきみ、KP戦術をころころ変えてみる
実質、パンダさんとアカサカ君の一騎討ちなICCは
どういう訳かアカサカ君が勝利するという展開になり
「よっしゃ、これはデカイっ!!」
アカサカ君はパンダさんに勝てたのが余程嬉しかったのか
ご満悦の表情
「う~ん、やはり育成の差が出た感じかぁ」
何の事は無い
パンダさんのサブチームの育成具合が
アカサカ君のサブチームと比べてイマイチ育成が足りなかったという話
WCCFではよくある話
いつだって戦力的に対等な試合が行われるとも限らない話だ
敗因が解っているだけに
パンダさんは別段悔しそうな感じでもなく
むしろ若いアカサカ君が大きなタイトルを獲れた事に
賛辞を贈っている
「パンダさんはオトナだなぁ~」
シルシル君はそんなパンダさんにまた賛辞を贈っている
これはこれで
対戦ゲームとして良い雰囲気だ
それはそうと
こっからは私の話
レギュラー2部と
プレシーズンカップが待っている
「さて、と、私のチームもそろそろタイトルが欲しいぞっ」
まずはレギュラー2部をサクッと2試合
レギュラー2部はまだ誰とマッチする事も無く
しかも弱めのCPUチームとの対戦
普通にやってれば
まず負ける事は無い
「う~ん、ぼちぼち連携線も繋がってきたし、そろそろKP戦術を切り替えてもいいかなぁ……」
私はチームマネージメントを終えて
試合を待ちながら
各選手カードを擦っては
KP戦術を切り替えてみる
「そうだなぁ、まずは攻撃時と守備時に使うKP戦術を決め打ちしてみたらどうかな?」
「決め打ち?」
シルシル君曰く
KP戦術の切り替え方の取っ掛かりとして
攻撃時と守備時を決めてしまうと、まずは楽なんだとか
「う~ん、決め打ちかぁ」
私はとりあえず
0405デキのKP戦術を点灯した
「攻撃時はデキのムービングパスワークが便利かなぁと思うんだけど、守備って私のチームは選択肢が多いからなぁ……」
「とりあえず、どんなKP戦術があるんですか?」
私は一通り
DF表記の選手を擦って
シルシル君にKP戦術を見せた
□マイコン
オーバーラップ
□マテラッツィ
パワーディフェンス
□サムエル
バイタルエリアブロック
□グロッソ
サイドアップダウン
□マクスウェル
サイドゲームメイク
□ヴィヴァス
アンチスピードスター
□フェラーリ
リトリート
□ガランテ
オーガナイズドディフェンス
■コルドバ
マリーシア
☆サネッティ
フォアザチーム
あ、ちなみに初め使っていた☆マテラッツィは
同じ戦術で白枠が使えるとの話で
急遽、コルドバを黒枠に変更している
「う~ん、意外と攻撃的なんですねw」
「だって、そういうコンセプトだし」
私のチームのDF
特にSBの選手は攻撃参加を視野に入れてある為
KP戦術も攻撃参加をしやすいものがかなり入っている
「あえて言うならガランテかなぁ」
「ふむ、オーガナイズドディフェンス?」
「曖昧なKP戦術だけど、組織的守備をチーム全体に促すKP戦術だから、とりあえずの使い方としてはむしろ解りやすく守備能力が上昇するよ」
「ふ~ん、やっぱガランテ先生かぁ」
一応、それに関しては私も調べてあった事
連携とKP戦術の多様化を考えて起用した次第
「ただ、オーガナイズドディフェンスはスタミナを結構消費するから、基本はサムエルかマテラッツィかな?」
「あ、スタミナ使うんだ?」
「まあ、こればっかりは使ってみないと中々解らない事なんだけどね、やっぱ効果の大きなKP戦術はそれなりにスタミナを使うものがあるんだよ」
「へぇ~っ」
となると
ベンチワークも視野に
使っていくのが良さそうだ
「じゃあ、攻撃はデキのムービングパスワークとして、守備は前半をサムエルかマテラッツィ、後半にガランテ先生かな?」
「うん、とりあえずそんな感じじゃないかな」
ちなみに
□サムエルの
バイタルエリアブロックは対ドリブルに強く
□マテラッツィの
パワーディフェンスは
ハイボールなどの放り込みに対して強いKP戦術なんだとか
これは事前に対戦相手の傾向が解れば
スタメンの起用どころも
考えていきたい
「うむ、ともあれ、KP戦術の切り替えが上手く出来ないと話にならないわね」
私は早速、レギュラー2部で
KP戦術の切り替えを練習する
まずは攻撃
私はデキを擦り
ムービングパスワークを点灯する
「う~ん、こうするとやっぱデキにボールを集め易い感じがするわね」
更に言えば
ムービングパスワークの特徴なのか
前方のスペースに動きながら
パスを出して試合を運んでいる
「なんとなく、球離れも良くなってて、扱い易いかも」
と、KP戦術の効果に眺めていても
試合は組み立てられない
私は指示ボタンを駆使しながら
相手DFを崩しに掛かる
「ああっ、取られたっ」
まだ、ムービングパスワークの動きに慣れない事もあり
早い展開をしてしまったが故の
インターセプトをされてしまった
「これは、動きながらのパスワークの癖を掴まないと、出す指示が噛み合わないかもしれないなぁ」
「そうかもね、とりあえず慣れは必要だと思うよ、で、守備はどうするの?」
「ああ、そうだった」
私は慌ててスタメン起用していたマテラッツィを擦って
パワーディフェンスを点灯させる
「う~ん、忙しいっ」
「ははっ、これも慣れだよwホラ、今度はボールを奪ったよ?」
「おおっ、ちょっと待ってよっ」
私は再びデキを擦り
ムービングパスワークを点灯させた
「う~ん、たった2枚しか擦らないってのに、なんか急に忙しいゲームになってきたなぁ」
「初めはそう感じるかもしれないね、そうだなぁ、切り替えが慣れないうちはとりあえず守備のKP戦術を優先するといいよ」
「守備?」
「うん、例えば、攻守の切り替えが早いオフザボール争いの時なんて、ボールを奪い奪われる度に切り替えって忙しいでしょ?それなら、もう少し安定してボールキープ出来るまでは、守備のKP戦術を点けていた方が、間違いは少ないからね」
「なるほどね、それは確かにそうかも」
私は言われた様に
前線がボールをキープするまでは
守備のKP戦術を点灯させておく事にした
「うん、これならKP戦術の切り替えにばかり捕らわれないで、指示ボタンも扱いやすいかもっ」
そんな訳で
KP戦術パワーディフェンスの効果あってか
ボールの競り合いも優位になり
ボールポゼッションも向上してゆく
私は再びデキを擦り
ムービングパスワーク
「なるほど、一歩スペースに飛び込んでからパスをする感じかな?」
次第にムービングパスワークのコツを掴んできた私は
デキのアシスト
ミリートで得点が出来る様になってきた
「うんうん、動きの癖さえ解ってくれば、指示ボタンのタイミングとかも案外簡単に扱えるわコレ」
私は思う様に試合が組み立てられ始め
ゲームを支配してゆく
「コレは楽しいわ、ちゃんと攻守でKP戦術を切り替えて、その動きの癖も解ってくると、指示を出してる感があって、ただ眺めている感じがしないわね」
「うん、だからKP戦術、特に攻守切り替えはこのゲームにとって結構重要な事なんだよ」
う~む、KP戦術を固定
フォアザチームだけでプレイしている時とは
まるで別世界だ
もちろん、守備においては体感しづらい部分もあるし
何も相手がある話
パワーディフェンスを点けているからとはいえ
必ずしもハイボールに対して絶対的な優位性があるという訳では無いだろう
例えば
今は相手チームがへっぽこCPUだから
むしろ何も指示を出さなくても勝てそうな話だが
これが私のチームより遥かにしっかり育った相手だと
きっと付け焼き刃になる事だって想定出来る
しかし、万策つくして負けてしまうなら
それは仕方の無い話
何も手を打たずに負けるのとは
全く話が違う
逆に勝ち方で言っても
選手AIに完全に任せて勝つのか
こちらの采配通りに勝つのとでは
全然意味は違うし
どっちが楽しいかなんて
断然、後者である
リアルサッカーでも
そりゃ、今をときめくバルサ相手に
極端な話、グランパスとかが立ち向かったところで
そうそう勝てる話では無いし
どうやっても覆らない大きな差があると思う
しかし、きっとピクシーだって
そんな試合、端っからサジは投げないだろうし
やれる事は全てやる筈
例え、それでも完敗するとしても
それで見えてくる如実な差や
理想に近付く為の課題が1つでも見えてくるなら
その敗戦だっていつか価値が出てくるモノだ
「そっか、つまりはKP戦術の切り替えだけでも、チームとしてまだ手を尽くせるところが沢山あるのね」
「うん、平たく言うと、そんな感じかな」
「う~ん、まだ攻守2つのKP戦術しか擦れないけど、コレって突き詰めると、攻守だけじゃなくて、選手個々で切り替えるケースだってあるのよね?」
「そうだね、つきみさんのチームだと、一番解りやすいところ、ミリートがボールを持ったら、決定力を高める為にゴールハンティングは発動させたいし」
「例えば、マイコンが持ったらオーバーラップもしたいなぁ」
KP戦術には
ムービングパスワークや
パワーディフェンスなど
チーム全体に効果のあるモノもあれば
ミリートのゴールハンティングや
マイコンのオーバーラップみたいに
選手個人の能力が上昇するタイプの戦術もある
選手の個性として
特殊能力が成長するだけでも
自然とこれらの効果が反映されていくらしいが
理想としては
やはりもっと細かに
KP戦術を点灯させた方が
得られる効果も高いんだとか
「う~ん、まだ切り替えに慣れている訳じゃないし、個々に擦るのは頑張ってもミリートが限度かなぁw」
「まあ、無理に擦って指示ボタンが疎かになってもダメだからね、ある程度組み立てのパターンさえ確立すれば、流れで切り替えられるけど、少しずつ心掛けていけばいいよ」
パターンかぁ
それが掴めれば
確かに、切り替えのタイミングが見えてくるかもしれない
これは、もっとチーム全体に慣れて
身体で覚えていかないと
難しいプレイテクニックかも
「さて、僕もそろそろプレシーズンの準備しなきゃw」
「え~っ、出るの~っ?」
「だって、ホラ、みんなも出るみたいだしw」
私は周囲のサテライトを見回すと
パンダさんも、アカサカ君も
スタンバっている
「大丈夫だよ、みんな立ち上げたばかりのチーム使うし」
パンダさんも、アカサカ君も
3rdチームを用意しているみたいだ
「そんな、アンタたち、いくつチーム持ってんのよっ!?」
愚問、パンダさんは廃なので
ビアンコネロ以外にも
アズーリやら、お試しのマンCだったり
アカサカ君も
バルサっぽいチームを持っていたり
なんだかんだ
実験用のICを有している
「まあまあ、いつかは対人戦デビューするんだし、みんなで楽しもうじゃないかw」
パンダさんは意地悪く
そんな事を言うが
そりゃ、メインチームじゃないからテキトーなんじゃないの?
と、思う訳で……
いずれにせよ
気持ち早い、私の対人戦デビューが始まろうとしていた