※ラノベ味でいいや



リリア
賢者Lv6
HP89
MP42
攻撃60
守備38

アル
勇者Lv6
HP37
MP22
攻撃33
守備29

この歴然としたチカラの差
もうね、やや諦め

僕らは旅の扉よろしく
アリアハン大陸を脱出し

ここはどこだ?
なんて、不思議な地図が指し示すのは
ロマリア



そう、僕の念願
お泊まり幻想!!

とか、あるんだが

やっぱ世の中、魔王のせいで
どこも似た様な事情なんですわ

ロマリアの宿屋

1階の部屋は家族連れ
2階が旅人の共用

……共用ねぇ

もちろん、先客あり



「……はぁ、次の目標は拠点探しかなぁ」
「拠点?」

おう、うっかり口を滑らした

「まあ、その、もっと鍛練しないとな」
「Lv上げですかぁ?」
「そう、Lv上げ、で、どうせならちゃんと個室で休める宿がある場所を長期で拠点にするとかね」
「ふ~ん、勇者様も結構考えてるんですね」

……まあ、確かに
そんな事ばっか考えてる

「じゃあ、明日はカザーブに行きましょうっ」



と、僕らは
ロマリアの王様の依頼とか
ガン無視

拠点を探しに一路北へ
山あいの村カザーブに向かった



相変わらず
モンスターとの戦闘は
賢者様々

僕に関しては
空気ならまだしも
やや足を引っ張り始めてきた

「勇者様っ、大丈夫ですかっ!?」
「ま、麻痺った……」

キラービーに刺されて麻痺
こんな時に、満月草を切らしているとか
お荷物でしか無い

「ちょっと我慢してて下さいねっ、もうすぐカザーブですから」

リリアもまだ
キアリクを覚えてない

う~ん
棺桶に入ってていいですか?



情けない話だ



で、カザーブ到着
とりあえず麻痺を直して

追い討ち情けない話だが
宿屋直行

このモチベーションは
譲れない



で、残念なお知らせ

「相部屋ですか……はい」

カザーブもダメだった
旅人の先客つき

なんでもカンダタ討伐で
カザーブに来たのだとか

「カンダタめ……許さん!!」

ちょっと違うモチベーション
僕は次の目標をカンダタ討伐に設定した



しかしまあ、ガチで戦力外な僕
カンダタ討伐を目標設定にはしたものの
今の現状では本当に棺桶に入りそうだ

真面目な話
Lv上げていかないと
リリアに負担が掛かるし
仮に
お泊まり幻想だ~なんてなっても
尻に敷かれっぱなしだ
幻想にしか過ぎない

そこは、なんとかしよう

幸い、ここカザーブには
鉄製の武器防具が充実しているし
それらを手にする資金も稼ぎたい

こうして
カザーブにて初めて
僕のLv上げが
始まったのだった