天真療法とは、肥田春充によって創始された健康療法です。



【はじまり】


肥田春充先生は、幼少期の頃から体が弱く、二度も死の宣告を受ける


ほどの虚弱児でした。


そこで、数え年18歳にして心身改造を志し、独自の心身鍛錬法である


肥田式強健術を編み出します。


そして、茅棒の如く虚弱な肉体を数年にして鋼鉄の如く強健な肉体に


錬成されました。


40歳の頃より治病の研究に入り、難病、奇病の治験例を数多く残されました。



【どんなもの?】


肥田式の基本は、生水+玄米+野菜+日光浴です。


生水は無害の胃腸洗浄剤であり、また無比の健胃剤、消化剤で、最上安全


の滋養剤です。


肥田春充先生は、玄米や野草を生で食べておられたそうです。


玄米を主食に、野菜を副食にしていれば、栄養は完全です。


主食として穀物七分、副食として野菜二分五厘、肉類五厘の割合にすれば、


最も理想的に近いとされています。


そして、たった二つの箇条、


・よく噛む事。


・食べ過ぎない事。


この二つの事さえ守っていればよいとされています。


<天真療法 第五安静より>

(病気療養から治療の運びを第一安静から第五安静まで

まとめられています。)


1、すべて疾病は心身の疲労の場合に起こりやすい上に、
疾病時には、心身が疲労しやすいから症状がない場合でも、
心身の休養と安静に注意をする必要がある。



2、できるだけ玄米食を腹八分目にする。
新鮮な野菜の2分間煮、新鮮なフルーツを食す。


3、清水を飲むこと。
お茶、紅茶、コーヒー等の刺激物、各種飲料、お酒、間食は禁止。
ヨーグルト、ポカリスエットは大丈夫です。


4、軽い労働療法。
掃除、洗濯など軽度の労働。


5、適度な正中心練磨法の実行。
純自然体休養姿勢の実行。


6、常に、新鮮な空気、日光、清水に親しみ正食を行い
心身ともに安静の合理の処置を誤らなければ、如何な
病気も解消され至健の大自然の生気と道交し、
「人は病によって死するものにあらず」
という強い信念が生まれてくる。



ワイル式とはナチュラルメディスンで知られるワイル博士が


提唱する代替療法。



【経歴】


提唱者アンドリュー・ワイル氏はペンシルベニア州・フィラデルフィア生まれ。


ハーバード大学で植物学の学位を取得した後、ハーバード大学医学校を


卒業されました。


国立精神衛生研究所やハーバード大学植物博物館の研究員などを勤め、


15年にわたって世界各地で伝統医学や薬用植物の利用の現地調査に従事された。


その後、薬用植物の世界的権威とされる。


現在、アリゾナ州ツーソンにあるアリゾナ大学医学校診療教授、同校統合医学


プログラム理事を勤める傍ら、ワイル・ライフスタイル研究所を設立・運営


しています。


統合医学基金創設者、専門誌『インテグレイティブ・メディスン』編集長でもあります。


世界中の医療を見て歩いたアンドリュー・ワイル博士は、その経験から今日の


近代西洋医学には行き過ぎた面があり、その振り子を修正するためには


自然治癒力に立脚した医学、つまり昔のヒポクラテスの時代に戻らなければならない


と考えられています。


人体は、各臓器の働き別に消化器系、呼吸器系、神経系などのようにグループ


分けされていますが、臓器のような目に見えるものだけでなく、目に見えない治癒系


というものがあると主張。


消化器系は口から肛門まで、また呼吸器系は口や鼻から肺までをいいますが、


同じように人間の体の中には悪いものを治すように司る系が存在すると考えています。



【提唱されていること】


<自然治癒を阻害する八大要因>


①エネルギー不足
②循環不全
③浅い呼吸
④防衛障害
⑤有害物質
⑥老化
⑦心理的要因
⑧精神的問題


<ワイル式食事療法>


・果物と野菜をもっと食べる事。
・全粒穀物をもっと食べる事。
・しいたけ、えのきたけ、まいたけ、ひらたけを頻繁に摂る事。
・緑茶を毎日飲む事。
・オメガ3脂肪酸の摂取を増やす事。
・料理ではオリーヴ油を使う事。
・カロリー摂取量を減らす事。
・たんぱく質はすべて控え目に摂る事。
・脂肪の総摂取量を減らす事。
・飽和脂肪は絶対にやめる事。
・多不飽和植物油を避ける事。
・トランス脂肪酸を避ける事。


ワイル式では、以下のような日本の伝統食や地中海の日常食を


理想的な食事と位置づけています。

・山菜、海藻、茸など、野生のものを食べる。
・多様な大豆食品を日常的に摂っている。
・魚から摂取するオメガ3脂肪酸が多い。
・肉、乳製品の摂取量が少ない。
・抗酸化作用の強い緑茶を飲む。
・料理の総摂取カロリーに占める脂肪カロリーの比率が極端に低い。


<ライフスタイル>


・一日30分の運動
   定期的な運動、特に有酸素運動は記憶の低下を防ぎ、精神機能を向上させる。

・生活の中で健康的な習慣を続ける
   禁煙・適度なお酒・社会との関わりを保つ・ストレスの管理・十分な休息・
   前向きな態度と外見 これらによりアルツハイマ―へのリスクを低減できる。
・活動的な心を保つ
   するか、しないかにより、心の健康と肉体の健康に関わってきます。
   クロスワ―ドパズル・mind game・読書・いろんな勉強をする。



ブリーフセラピー(短期療法)とは比較的短期間で問題の解決を


試みる心理療法です。



【はじまり】


ブリーフセラピーは、コミュニケーション論をベースとした心理療法


として、MRI(Mental Research Institute) を中心に開発されてきました。


ブリーフセラピーの源流は、天才療法家と言われた


ミルトン・エリクソン(1901~1980)にさかのぼります。ミルトン・エリクソンは


近代催眠の祖とも言われ、催眠を利用した独特な療法を実施し、他で改善


しなかった多くのクライアントの問題を解決しました。


しかしミルトン・エリクソンは自身の療法を理論化することを嫌い、


「クライアントの数だけ療法はある」という姿勢を貫きました。


哲学的な体系、理論的な構築よりも、現場におけるコミュニケーションを


重視するあり方は、学者ではない実践家としてでした。


ミルトン・エリクソンの弟子たちは、彼の療法を研究し、その一部を受け継ぎ、


また独自に発展させながら理論化し、ブリーフセラピーと呼ばれるいくつかの


流派を創りだしていきました。


ブリーフセラピーのもうひとつの源流は、グレゴリー・ベイトソン(1904~1980)


にあります。ベイトソンは、バリ島の研究 など文化人類学者であると同時に、


コミュニケーション論の分野で大きな功績を残しています。


ベイトソンは家族療法グループと連携し、コミュニケーション論やシステム論を


使ったセラピーの研究を行なっています。


ベイトソンはミルトン・エリクソンとも親交が深く、この家族療法はやがて


ブリーフセラピー誕生の基盤となっていきます。


ブリーフセラピーを本格的に研究し始めたのは、家族療法の研究を中心に


活動していたMRIです。今までの心理療法に比べて短期間で改善がみられると


いうことで、MRIはブリーフセラピー(家族療法)を推進していきます。



【どんなもの?】


どうクライエントと関わることが毎回の面接を効果的にし、結果として面接期間を


短縮できるかにこだわって開発されたものです。


いくつかのモデルがありますが、代表的な解決志向ブリーフセラピーモデルを


ご紹介します。


従来の心理療法では、精神分析など、問題がなぜ起こるのかという原因を分析し、


その原因を排除するという方法をとっていました。


解決志向ブリーフセラピーでは、問題の原因追求や、そもそも問題そのものに


さえ捉われることなく、常に問題を解決するにはどうすればいいのか、問題が


起こらないようにするにはどういった方法があるかを見つけていきます。


そのため、通常の傾聴型のカウンセリングに比べ、短期間で問題を解決へと


導くことができるとされています。