ミサ・ブレヴィス ハ長調 K.115(166d) (未完)
作曲:おそらく1773年初夏,ザルツブルク
出版:旧全集 ⅩⅩⅣ
編成:4歌唱声部,オルガン(数字付低音)
解説
クレードまでは完成、サンクトゥスの9小節目で中断している。自筆譜が不明である上に、上記の推定作曲年も、この間はモーツァルトが教会音楽作品を書く機縁が全くなかったことから根拠は薄い。むしろ特定できない誰か他者のミサの書き写しである可能性が強く、新全集では不採用となった。なお、旧全集は中断までの部分そのままを収録しているが、パウムガルトナーはサンクトゥスを補作し、残るベネディクトゥスとアニュス・デイにエーベルリーンの曲を転用して完成された版を公刊している。
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