発言事項

1. 北朝鮮人権侵害問題啓発週間・北朝鮮人権侵害、拉致問題について

 (1)北朝鮮による人権侵害問題・拉致問題についてあらためて市の認識をお示しください。
(2)川西市出身の特定失踪者・秋田美輪さんについてあらためて市の認識をお示しください
(3)北朝鮮当局による拉致を始めとする人権侵害問題の解決について政府及び地方公共団体の責務を明記した日本の法律、啓発の根拠となる法律の内容をあらためてお示しください。
 (4)令和2年4月に第三次改訂された「川西市人権行政推進プラン」の中で「拉致問題など北朝鮮当局による人権侵害」の課題の内容をお示しください。
(5)川西市における今年度の北朝鮮人権侵害問題啓発週間の活動の内容と今後の活動について
 (6)川西市立小中学校における北朝鮮拉致問題に関する教育の実施の有無と実施の内容、教
員への研修状況についてお示しください。


2. 小中学校での教育現場の現状と課題について

(1)コロナ禍、緊急事態宣言での学校休業以降、教育現場、各学校での現状の大きな課題として教育委員会が考えている事例は
 (2)コロナ禍での歴史上はじめての学校長期休業、その子どもたちへの影響はありますか 
(3)不登校児の状況、小中学校別の数を教えてください。前年度との比較を教えて下さい。 
(4)コロナ禍での小学校や中学校における子どもたちの心や豊かな情操を育てる音楽教育の現状と工夫をお聞かせ下さい。



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会派無所属の中曽ちづ子です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告にもとづきまして一般質問をさせていただきます。

まず、新型コロナウィルス感染症に関し、現在、病床で苦しんでいる方々に対し心からお見舞いと一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
そして今、日々、感染症の拡大防止に向けて取組み、最前線でご尽力されている行政の皆さま、医療・看護・介護・福祉従事者などの皆様に心からの感謝と敬意を表します。
 また国や自治体の外出自粛に応じて感染拡大防止にご協力されている市民の皆様にも心から感謝を申し上げます。 

さて明日、12月4日から12月10日は人権週間です。コロナ禍の中、新型コロナウイルスに感染した人やそそのご家族、また医療などの従事者やご家族に対する偏見によって、深刻な人権侵害が起き、感染対策などにも影響が出ているという現状があります。このような人権侵害はあってはならないことです。私は、苦しむ市民や子どもたちにさらに寄り添っていきたいという思いを新たにしております。
 
この問題も含め、今も数多くの人権課題がありますが、来週12月10日から同月16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の期間でありますので拉致問題について今年も再び、質問をさせていただきます。

特に今年、令和2年は、2月3日に拉致被害者で神戸市出身の有本恵子さんのお母様、嘉代子さんが、94歳、心不全で亡くなられました。連れ去られた娘の生存を信じ、「生きて娘と会いたい」と救出を求めて運動を続けてこられましたが、その切なる願いはついにかないませんでした。
そして6月5日には、川崎市内の病院で横田めぐみさんのお父様、横田滋さんが87歳で娘さんに会えないままお亡くなりになられました。
42年間と言う長きに渡り救出の為の活動をしてこられましたが、娘さんを取り返す事は出来ないまま亡くなられました。無念はいかほどか。その悲しい人生を思うと胸が張り裂けそうになります。
本市に関しては、川西市湯山台にお住まいになられていた特定失踪者秋田美輪さんのご家族、お姉さまの吉見美保さんは、特定失踪者家族会の幹部に就任され、国連にお訴えされ、今年も尼崎をはじめ全国各地で中心となってご講演をされていますが、この川西市民だった秋田美輪さんのあったお父様が88歳、お母様も86歳とご高齢です。もう時間がありません。

そこで質問いたします。

1.北朝鮮人権侵害問題啓発週間・北朝鮮人権侵害、拉致問題について
(1)北朝鮮による人権侵害問題・拉致問題についてあらためて市の認識をお示しください。
(2)川西市出身の特定失踪者 秋田美輪さんについてあらためて市の認識をお示しください
1985年12月4日、当時、川西市湯山台に住んでいた川西明峰高校卒業生で、神戸松陰
女子大生の秋田美輪さんは「友人の家に泊まる」と家族に電話したのを最後に行方不明とな
り、兵庫県警のホームページの28名の北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者の中のひとりとして、また特定失踪者問題調査会のホームページには、拉致濃厚の特定失踪者として掲載されています。川西市出身の特定失踪者、秋田美輪さんについての市の認識をあらためてお示しください。

また、北朝鮮当局による拉致を始めとする人権侵害問題の解決について政府及び地方公共団体の責務を明記した日本の法律、啓発の根拠となる法律の内容をあらためてお示しください。

(3)「川西市人権行政推進プラン」の中で「拉致問題など北朝鮮当局による人権侵害」の課題の内容をお示しください。

(4)川西市における今年度の北朝鮮人権侵害問題啓発週間の活動の内容と今後の活動について
①市役所ロビーでの拉致問題パネル展示についてお伺いします。毎年、啓発のためにポスター掲示をしてくださっており、昨年度は特に、拉致問題に関するパネルを展示して下さいました。川西市の市役所ロビーで今年はどのような展示をされますか。

②拉致問題の啓発週間に市役所一階のテレビでアニメ「めぐみ」の上映はできませんか

③小中学校をはじめ掲示板のある公民館や公共施設全てでポスターの掲示はできませんか

④今年も多くの職員の方にブルーリボンバッチの着用をしていただきたいと考えます。
昨年度は市長、副市長、市民環境部長など、ブルーリボンバッジをつけてくださいました。
尼崎市では、昨年の12月10日~16日 啓発週間中における市長、副市長、市の幹部職員、所管課職員のブルーリボンバッジの着用を実施しました。また昨年手作りのリボンを作成し市民に配布して下さいました。今年も手作りリボンは作っていただけますか


⑤尼崎市は、この12月に兵庫県、政府拉致問題対策本部と連携し、尼崎市立中央北生涯学習プラザ大ホールにてドキュメンタリー映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の上映をされます。昨年度は伊丹市12月7日 伊丹市立人権啓発センター アニメ映画「めぐみ」の上映をされています。また今年、「拉致被害者を見殺しにしない。何が何でも助け出す!」との思いを持った多くの国民の支援、思いが結集し、民間による拉致問題の映画「めぐみへの誓い」が新たに完成しました。来年令和3年2月劇場公開される予定ですが、全国の上映会場を探しておられます。実行委員会は教育現場での視聴へむけても取り組んでおられます。今後、拉致問題啓発映画の上映会や講演会などのイベントの開催予定や来年度の計画はありますか。

 (5)川西市立小中学校における北朝鮮拉致問題に関する教育の実施の有無と実施の内容、教員への研修状況についてお示しください。
①この一年間での小中学校での日本人拉致問題啓発アニメDVD「めぐみ」上映状況と
上映を実施して啓発教育を行った学校の数について
②今後の北朝鮮人権侵害拉致問題啓発に関する教育の取り組みについてお示し下さい
③拉致問題の解決のためには、これまで拉致問題について触れる機会の少なかった若い 世代への啓発が重要な課題となっています。この観点から、政府は、平成30年から、小中学校及び高等学校の教員等を対象とした研修を実施しています。
令和2年度は、学校における理解促進を一層強化することを目的として、9月12日(土)オンライン形式で全国の中学校、高等学校の校長先生、教頭先生、教育委員会関係   
者への研修が実施されました。川西市内でこの研修を受講された学校・教員はおられますか。



次に小中学校での教育現場の現状と課題についてお伺いいたします。
今年の2月27日、国が新型コロナウィルス感染症対策本部会合で、感染拡大を防止するため、3月から全国の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校を臨時休業するよう要請しまし兵庫県、川西市もこの要請を受けて歴史上はじめての学校休業となりました。
この春の卒業式や入学式にも大きな影響が出ました。
学校現場でも対応にたいへん苦慮され工夫され、感染防止のために消毒や手洗いの指導など徹底され、休業中には家庭訪問を実施するなどされておられたと思います。
現在、新たに感染拡大の波がおきており、全国各地の学校でも教員や子どもたちに感染者が
出ている状況です。

そこで質問です.                   

(1)コロナ禍、緊急事態宣言での学校休業以降、教育現場、各学校での現状の大きな課題として教育委員会が考えている事例はなんですか

(2)コロナ禍での歴史上はじめての学校長期休業、その子どもたちへの影響は
学校休業で入学が遅れ、学校になじんでいくための貴重な時期に自宅で過ごさざるをえなかった新一年生の子どもたち、コロナ禍で学校行事や運動会などに大きな変化がありましたが、子どもたちにその影響はでてきていますか。

(3) コロナ禍、緊急事態宣言での学校長期休業がありましたが、現時点での不登校児の状況、小中学校別の数を教えてください。前年度との比較をお示しください。

(4)道徳教育や音楽教育の現状と工夫について

コロナ禍の不安な社会状況の中で、日本各地で自殺やいじめなどの問題が浮上しています。
今こそ、子どもたちへの豊かな心、豊かな情操を育てる、思いやりや優しさを育てる教育が重要であると思います。しかしながら学校教育においては、教科ごとのねらいや目的、資質や能力を育む上での目的の明確化が必要であると思います。

① 今こそ道徳教育の重要性を感じています。授業時間数の少ない中で道徳教育はどのように行われていますか。道徳教育の目的をお示しください。

② また学校における音楽教育の目的をお示しください。

③ 大々的な音楽会や学習発表会の中止や縮小、また学校外、休日などに音楽に親しむイベントやお祭りなどがつぎつぎと中止になっています。コロナ対策として飛沫が飛ぶということで合唱コンクールの開催やリコーダーなどの指導も難しくなっていると思います。今、現在、音楽の歌の授業などはどのように行われていますか。

④ 学校休業などで授業時間数の柔軟な運用をせざる得ない今年度の学習の中で、副教科、特に今年の小学校や中学校における音楽教育の現状と工夫をお聞かせ下さい。

⑤入学式、卒業式が近づいてきました。音楽教育の中で校歌や国歌の指導は、現在どのように工夫されていますか。式典でコロナ禍の現在、国歌斉唱や校歌斉唱、子どもたちの歌や呼びかけなどはどのように行われる予定ですか。