ウイグル難民支援について  イリハムさんブログより

http://ilham.sakura.ne.jp/

タイでのウイグル難民のおかれている状況について
憂慮していましたが、イリハムさんや三浦小太郎さんのご尽力で
無事が確認できたそうです。

しかし、ウイグル難民、ウイグルの問題が改善しているわけではなく
これからも日本国民がこの問題に関心を持つことが必要です




ウイグル難民からの声明文


5月30日夜タイバンコクのイミグレーションに拘束されているウイグル人難民の
皆さんから連絡がありました、内容は以下の通りです。皆さんのことをとっても心配
です。

ウイグル難民声明「自由のために!私たちは抗議のハンストに突入します」

私たちは中共の圧政から逃れてタイで拘束されたウイグル人難民です、我々がタイで拘束されてから3年目

になりました。この3年の間、2015年7月8日には、140人以上のウイグル人難民が中国に強制送還

されました、タイ政府は彼らに自由を与えてくれず、他の自由民主主義を最高の国是としている諸国も、また

国連も私たちを助けてはくれませんでした。

その悲惨な事件の後も、まだ、タイには私たち70名のウイグル難民が収容されたままです。あれから1年

経ってもタイ政府は我々を拘束したまま、釈放してくれません。今私たちは去年の強制送還が起きた時期と同じ、

イスラム教徒のラマダン(断食)月が近づいています。そして、2週間ほど前から拘留所の看守らの態度も酷く

なっています。

タイ政府は我々をトルコ政府に渡そうとしませんし、他の自由、民主化の国々にも渡さず、拘留所で私たち

ウイグル難民はひどい差別を受け、人間以下に対応され、他の難民よりひどい目に遭いました、私たちと私た

ちの家族を切り離されました。

ここタイでは、他の民主化の国々と国連が連携して、私たちウイグル人以外の難民は助け出されていますが、

どの国も、国連難民高等弁務官事務所も、私たちを訪問さえしていません。また国際的な救援諸団体も、他の難

民は助けても私たちを救い出してはくれません。自由な世界で生きているすべての皆さん、これはいったいなぜ

なのでしょう。我々ウイグル人難民は人間ではないのでしょうか?なぜ世の中の全ての国々、国連また人権、人道

を守ることを自分の最高責務として活躍する国際的な人権団体も、中国を恐れて声を挙げないのですが。彼らが、

中国政府のウイグル抹殺政策を取っていることをよく知っているはずです。

我々は、自分の尊厳を守るために、家族と自由に過ごす権利を取り戻すために、また世の中の皆さんと同じく私たち

も自由を手にいるために、世の中の人々らに我々の現状を伝えるために、今日から全ての食事を拒否して、タイ政府

に抗議すると同時に、国連人権委員会の我々の問題を解決するために努力していただくことを訴えます。

もしも我々が中国に強制送還された場合、ひどい目に遭うことだけではなく、無期懲役刑を受けるか命まで落とされる

可能性は十分あります、ですから我々は自由に得る、世の中に我々の現状を知らせる最後の手段としてハンスト抗議を

する道を選びました、どうか我々を助けてください、我々ウイグル人難民も皆さんと同じく自由に生きって行きたいです、

我々を見捨てないでください、我々は自由を手に入るまだこの抗議を続けます、我々を助けてください、よろしくお願いいたします。
タイ入国管理局拘留所で拘束されている70名のウイグル人難民全員より!

2016年5月31日



ウイグル難民からの最新情報(1)


本日(6月2日)午前5時段階の状況です。
一昨日前から開始されたハンスト参加者の6人のうち、4人に朦朧、意識はっきりしない症状があらわれていま

す。また昨日5人が新たに加えてハンストを行った難民は計11人になりました、

5月31日 午後3時から6人、6月1日早朝から一人、6月1日お昼から4人時間はいずれもタイ時間

です。この11人の中で二人は2013年国連高等弁務官事務所から難民申請を受理した

事実がありますが、その後、救援活動されず、関係者が保護のために二人を訪れたこともありませんでした。




ウイグル難民からの最新情報(2)

6月3日早朝ウイグル難民らに関する情報によりますと、昨日午後からハンストを行った

11人のうち状況が酷く悪化し自力で立てる事さえできない二人を看守6人が運んで独房

に入れってしまい、まだお医者さんが訪ねることはなかった。また残りの皆さんを別々の

室へ分散させ、ハンストを行っているもの暴力を受けったということでした、昨日ハンスト

に新たし7人加えて現在計18人がハンストを行っているそうです。

理解できないのはタイの警察がハンストを行って自力で立てさえできない人間に対して暴力

を振られること、長い間難民救助するためにタイで滞在してタイ人の優しさに感動したこと

も記憶に残ったことも結構ありましたが、今朝情報を得たときショックでたまらなかった、

もちろん今までもイミグレーションの中でウイグル難民が差別受けっているいることは自分の

目で見って身で感じて来たが、タイの警察がここまでウイグル難民らに非人道な行動に出ると

思わなかった、残念な気持ちでいっぱいですがそれよりもみんなの命の安否に心配です。


ウイグル難民からの最新情報(3)


先ほど受け取った情報によりますと、金曜日午前10時頃に難民の一人の状況が悪化し、泡を吐いているのを看守が見つけ、イミグレーションの保健室へ運び、栄養剤を点滴で与えた後、およそ2時間後部屋に戻されたそうです。他の皆さんの体力もかなり落ちてしまっている状況です。金曜日からハンストに参加した難民の人数は31人になったとの報告を受けました。

彼らは長い間1日2食の合計15タイバツ(日本円でおよそ50円)の食事で生きており、彼らには栄養を補給することがほとんどできない状況です。その状況でハンストを行うということは、突然命を失うことを覚悟して行っているということです。6月4日(土曜日)午後、前日保健室で点滴を受けた方が、全身激しく震えるようになり、血を吐いたと伝えられました。日曜日現在もハンストは進行しています。31日ハンストを始めた6人は既に六日目になります。彼らはもう耐えられぬ限界が来ており、6人ともに意識を失っているということでした。心配で夜、何度も目覚めてしまいます。

タイ暫定政権首相プラユット・チャンオチャ氏は6月2日木曜日記者会見では、難民の皆さんが過去中国で刑事犯罪起こしてない限り、中国に送還することはない、第3国に渡す用意があると述べています。ここで私が心配するのは、難民の皆さんがハンストに突入した翌日、6月1日にイミグレーションの看守らがみんなのIDカードを取り上げ、未だ返却していません。そこで心配されるのは、彼らの情報を中国に伝え、中国が彼らの犯罪歴を捏造させ、彼らが犯罪者という理由で中国に強制送還される可能性は否定できません。一昨年難民の件でタイの外務省人権委員会の方らとお会いした際、『タイ政府としては難民を中国に送還することは絶対しない』と口約束はありましたが、結局は暫定軍事政権から去年7月9日未明『109人ウイグル人難民を中国から犯罪者であることが証明された』という理由で強制送還されてしまいました。不自然なことに難民の皆さんが捕まった際、彼らの身分を証明するものは何一つなかったので、彼らは自分の本当の名前をタイ政府に伝えておらず、自分たちの国籍を終始トルコと言いました。ですから、イミグレーションでは彼らをトルコ人として管理されています。こんな状況でタイ政府からみんなの写真を提供することがなかったら中国は彼らを調査できることないはずです。今回もまた、去年のことが再び起きないことは保証できません。難民の皆さんは今、非常に危険な状況に陥っています。




タイに拘束されているウイグル難民の最新情報


前回ウイグル難民の情報を皆さんに伝えてから10日間も経ちました、その後難民の状況を皆さんに伝えるのが遅くなりましたことお詫びいたします。

ウイグル難民の皆さんから最後に連絡あったのは5日午前中でした、当時の状況は私が前回皆さんに伝えたようにハンストを5月31日始まった6人はすでに危険な状態に落ちていました。5日夜国連難民機構に難民申請をしたウイグル人難民から連絡が入りました、彼らから難民申請した二人を除いて他の29人の難民はイメグレションーの看守の命令で荷物を片付けて拘留所から連れ出したが、どこに行くのかは教えてなかったことがわかった。

この情報をまずは世界各地活動している各ウイグル団体と共用し、みんなでできる限り29名の難民の行方を調べることを最優先にすることで一致しました、私もタイの友人らに情報を伝えて難民の行方を調べるように頼んだ、同時に日本ウイグル協会の理事である三浦さんに相談しました、すると三浦さんから北朝鮮難民救援基金の副理事長佐伯浩明さんと連絡とって6日午前佐伯さんの事務所で打ち合わせることになりました。

6月6日(月曜日)午前佐伯さんの事務所で三浦さんと私3人で難民救援のことで話しました、その後佐伯さんからヒューマン・ライツ・ウォッチ日本事務所と連絡とりました、午後佐伯さんと二人でヒューマン・ライツ・ウォッチ日本事務所を訪ねんてウイグル難民の状況を説明しました、HRWの吉岡さんが真剣に話を聞いてくりました。HRWの事務所から離れて2時間足らずに吉岡さんから電話いただきました、吉岡さんによろと私たちが帰れた後吉岡さんからヒューマン・ライツ・ウォッチタイ事務所に連絡してウイグル難民のこと伝えたら、HRWタイ事務所がすぐに調べってウイグル難民の皆さんがメコン川側に位置する三つの町に分散して移動させたこととみんなさんが無事であることがわかったという情報をいただけまして、安心しました。

今回は佐伯さんとヒューマン・ライツ・ウォッチの吉岡さんに心から感謝するとともに二人からたくさんのことでお勉強になりました、またヒューマン・ライツ・ウォッチの組織の大きさと力の強うさを実感しました、今後も勉強しながら皆さんの指導のもとでウイグル難民のために頑張りたいと思っております。