私の尊敬する女性の政治家は、中山恭子先生と もうひとり 山谷えり子先生です。
文化人では曽野綾子先生を尊敬しています。
中山恭子先生には学びましたが、 山谷えり子先生と曽野綾子先生には
直接、お会いしたことはありませんが、いつかご挨拶できれば本望です。
山谷えりこ先生と曽野綾子先生は、 カトリックのクリスチャンです。
私も カトリックのクリスチャンであり、真のカトリックの保守的で強い精神を
持っておられるお二方を崇敬し心から共感することがとても多いです
山谷えり子先生は、私が理事をつとめさせていただいている
NPO教育再生地方議員百人と市民の会の 顧問でもあります。
日教組の腐敗と偏向教育について、問題視されてきた方です。
その山谷えり子先生が拉致問題について、安倍首相への信頼と
国会議員に立候補した理由の一つは、拉致問題をめぐるかつての政府の対応に疑問を持ったことだと、語られています。
NPO教育再生地方議員百人と市民の会は、教育の正常化を願う方々です
田母神閣下も顧問です 詳しくは、こちら⇒
http://mid.parfe.jp/kannyo/100top/party/sannka-komon.htm
特別顧問
中山 成彬 衆議院議員 元文部科学大臣
大前 繁雄 衆議院議員(元) 2代目理事長
顧問
泉 信 也 参議院議員(前) 伊吹文明 衆議院議員 板 垣 正 参議院議員(元)
亀井 郁夫 参議院議員(前) 高市 早苗 衆議院議員 佐藤 正久 参議院議員
森岡 正宏 衆議院議員(元) 小 林 正 参議院議員(元) 西田 昌司 参議院議員
山谷 えりこ 参議院議員 松 原 仁 衆議院議員 二の湯 智 参議院議員
鴻池 祥肇 参議院議員 向山好一 衆議院議員(元) 北神圭朗 衆議院議員(元)
大塚高司 衆議院議員 田沼 隆志 衆議院議員 清水誠一 衆議院議員
大江康弘 参議院議員(元) 左藤 章 衆議院議員
≪学識経験者、オピニオンリーダー(顧問)≫
関東上越以北
小田村四郎 拓殖大学総長(元) 加瀬 英明 外交評論家 片岡 正己 評論家
小山 和伸 神奈川大教授 小堀桂一郎 明星大教授 清水馨八郎 千葉大名誉教授
安濃 豊 札幌ラジオ㈹ 泉谷 双蔵 東京医歯科大助教授 高橋 史朗 明星大教授
平田 文昭 評論家 東中野修道 亜細亜大教授 長谷川三千子 埼玉大学教授
藤岡 信勝 東京大学教授(元) 服部 朋秋 拓殖大学 藤井 厳喜 外事評論家
本間 正信 旭川大名誉教授 松田 義幸 尚美学園大学学長 三輪 和雄 日本世論の会会長
八木 秀次 高崎経済大教授 吉原 恒雄 拓殖大学教授 クライン孝子 拓大客員教授
山田 恵久 国民新聞社主 殿岡 昭郎 東京学芸大助教授(元) 米田 健三 帝京平成大教授 (元)
栗原 宏文 愛媛大教授(元) 相澤 宏明 展転社 安藤 豊 北海道教育大教授
湯澤 貞 靖国神社宮司(元) 水島 総 チャンネル桜代表 酒井 信彦 東京大学教授
田母神俊雄 航空幕僚長(元)
東海中部以西
筒井 勝美 英進館館長 浅井 藤雄 愛知学院大名誉教授 井上 順理 兵庫教育名誉教授
伊原吉之助 帝塚山大名誉教授 今里 正克 京都産大名誉教授 加藤 智也 関西学院大学講師
久野 潤 大阪国際大学講師 岡本 幸治 大阪国際大名誉教授 島田 洋一 福井県立大教授
久保 憲一 鈴鹿国際大教授 村上 学 兵庫通信代表 山本 和敏 日本時事評論社代表
小林 路義 鈴鹿国際大名誉教授 津村 忠臣 関西戦中派の会主宰 小森 義峯 憲法学者
新田 均 皇学館大教授 田中 勢津子 相愛短大講師(元) 松浦 光修 皇学館大教授
西尾 昭 同志社大学教授 徳永 信一 弁護士-大阪 丹羽 春喜 大阪学院大教授(元)
青木 英実 中村学園大教授 若井 勲夫 京都産大教授 大矢 吉之 大阪国際大教授
吉永 潤 神戸大学准教授 葛目 浩一 アイデンティティ主幹 柳原 弘毅 福岡教育名誉教授
金子宗徳 里見日本文化学研究所 清水 俊 阪大助教授 加藤 智也 関西学院大講師
中村 明 大阪大学教授
山谷えり子・自民党拉致問題対策本部長 「北に騙されないようチェック」「野党とも連携し態勢強固に」
インタビューに答える自民党の山谷えり子氏=参院議員会館(酒巻俊介撮影)
日本人拉致被害者らの安否を再調査する北朝鮮の特別調査委員会が立ち上がった直後に開いた自民党の拉致問題対策本部で、「皆さん、ブルーリボンバッジがお手元にあるでしょう。それを着けてください」と話しました。
このバッジは、国民みんなが怒っていること、解決を求めていることを表現しています。解決まで党をあげて取り組んでいく決意を持ち、みんなに朝、バッジを着けながら「今日一日頑張ろう」という気持ちになってほしいと願っています。
私が国会議員に立候補した理由の一つは、拉致問題をめぐるかつての政府の対応に疑問を持ったことです。昭和63年の参院予算委員会で、当時の梶山静六国家公安委員長が拉致事件の存在に初めて言及しましたが、私には政府が何も取り組んでいるようには見えなかった。その国家のあり方に疑問を感じたのです。「主権を侵害されて、見て見ぬふり、聞いて聞かぬふりをして、こんなに長い間このままにしておいていいのだろうか。それで国家といえるのだろうか」と。
当選してからは一生懸命資料をつくって国会議員たちに説明をして回って、みんなと解決に向けての輪を強くしていこうと思ったんですが、揶揄(やゆ)するような言い方をなさる人も多かったし、大きく報道されないうちはなかなか真剣に取り組んでもらえなかったですね。「問題だと思った人間が何倍もの熱意を持って取り組み続けなければいけないんだ」と、より強く認識するようになりました。
安倍晋三首相とは拉致問題の解決に向けて長く一緒に取り組んできました。特に印象に残っているのは、私が拉致問題担当の内閣府政務官だった平成18年に、(拉致被害者の横田めぐみさんの母の)早紀江さんたちが米議会の公聴会で証言する機会がめぐってきた時のことです。
その際、当時のブッシュ米大統領との面会も実現できないかと思い、外務省を通していろいろと動いたんですけども、なかなかうまくいかなかったんですね。最後は官房長官だった安倍さんがホワイトハウスに電話をしてくださって。
渡米の前日だったか、安倍さんが「多分これで大丈夫だ。ホワイトハウスに電話しておいたから」とおっしゃったので、「あぁ、これは実現するんじゃないかな」と思いました。
米国の大統領って、家族をとても大事になさるでしょう。特にブッシュ大統領は性格的にそういう傾向が強かった。だから、早紀江さんに会って感じたことをご自身の言葉で発信していただくことの意義は大きかったですね。実際、ブッシュ氏は「大統領になってから最も感動的な会合」とおっしゃいましたよね。
安倍さんも家族に対する思いがすごく強い。家族が和やかに、平和に過ごせる。それを守るのが政治の最初の務めでしょう、という思いがものすごく強いですよね。だから優しい。
そんな経緯があり、安倍さんには当時から戦略性と必要なタイミングは絶対に逃さないという資質をものすごく感じました。
実はこの時、私は早紀江さんの随行をできないはずだったんです。「海の外に渡るのは外務省の政務官であって、内閣府の政務官ではない」ということで。
でも安倍さんが「(山谷氏は)早紀江さんとのお付き合いが長く信頼関係もある。もし現地で何か起きた時は、全ての経緯を把握していて的確に対応できる人間がそばにいた方がいい」と言って、私も行けるようにしてくださいました。
米国の拉致問題に関する認識は、最近では日本と同じところまできていますけれど、韓国には韓国の事情があるように、他国とは温度差があります。北朝鮮には、国際社会の一員として各国とともに行動できる、尊敬される国に早くなってほしいと思います。
小泉純一郎内閣の時に拉致被害者が5人帰国されましたね。多くの国民が「ああ、拉致事件があったんだ」と認識したのは、あの時だったと思うんです。みんなが拉致事件を認識することができたのは、本当に大きな出来事だったと思います。
ただ、何だかもうこれで終わったような感じになってしまったような気がします。拉致事件の深刻さや被害者数などに関する認識はまだ足りないのではないでしょうか。
国家主権とは何か。なぜ北朝鮮による主権侵害をこれほど長きにわたって放置してしまったのか。そういった本質に触れるような報道が不十分だったことも要因の一つでしょう。
私たちも米国や韓国などに赴き、他国の拉致被害者の家族と連携したり、国連に訴えたり、街頭で訴えたりと、やれることは精いっぱいやっていますが、もっと訴えていかなければならないと感じています。
安倍首相は今回、北朝鮮に対する独自制裁の一部を解除する方針を表明しました。自民党の拉致問題対策本部でも「また北朝鮮にだまされるんじゃないか」といった懸念の意見が挙がっています。
しかし、北朝鮮の体質は首相が一番よくご存じだと思うのです。その首相がリスクも承知の上で扉を開いて、とにかく解決に向けて前進しようと決意された。私たちはそれを支えなければいけません。もちろん、だまされないようみんなでチェックし、申すべきことはきちんと申していかねばなりませんが。
自民党内だけでなく野党とも連帯して、拉致問題の解決に向けた態勢をより強固なものにしていきたい。そして、国民に理解していただけるような説明をしていくことが、私の仕事だと思っています。(豊田真由美)
◇
やまたに・えりこ 昭和25年9月、東京都生まれ。63歳。聖心女子大文学部卒。内閣府政務官、首相補佐官などを歴任。現在、参院自民党政審会長。衆院当選1回、参院当選2回。山谷氏の公式ホームページのURLはhttp://www.yamatani-eriko.com/
文化人では曽野綾子先生を尊敬しています。
中山恭子先生には学びましたが、 山谷えり子先生と曽野綾子先生には
直接、お会いしたことはありませんが、いつかご挨拶できれば本望です。
山谷えりこ先生と曽野綾子先生は、 カトリックのクリスチャンです。
私も カトリックのクリスチャンであり、真のカトリックの保守的で強い精神を
持っておられるお二方を崇敬し心から共感することがとても多いです
山谷えり子先生は、私が理事をつとめさせていただいている
NPO教育再生地方議員百人と市民の会の 顧問でもあります。
日教組の腐敗と偏向教育について、問題視されてきた方です。
その山谷えり子先生が拉致問題について、安倍首相への信頼と
国会議員に立候補した理由の一つは、拉致問題をめぐるかつての政府の対応に疑問を持ったことだと、語られています。
NPO教育再生地方議員百人と市民の会は、教育の正常化を願う方々です
田母神閣下も顧問です 詳しくは、こちら⇒
http://mid.parfe.jp/kannyo/100top/party/sannka-komon.htm
特別顧問
中山 成彬 衆議院議員 元文部科学大臣
大前 繁雄 衆議院議員(元) 2代目理事長
顧問
泉 信 也 参議院議員(前) 伊吹文明 衆議院議員 板 垣 正 参議院議員(元)
亀井 郁夫 参議院議員(前) 高市 早苗 衆議院議員 佐藤 正久 参議院議員
森岡 正宏 衆議院議員(元) 小 林 正 参議院議員(元) 西田 昌司 参議院議員
山谷 えりこ 参議院議員 松 原 仁 衆議院議員 二の湯 智 参議院議員
鴻池 祥肇 参議院議員 向山好一 衆議院議員(元) 北神圭朗 衆議院議員(元)
大塚高司 衆議院議員 田沼 隆志 衆議院議員 清水誠一 衆議院議員
大江康弘 参議院議員(元) 左藤 章 衆議院議員
≪学識経験者、オピニオンリーダー(顧問)≫
関東上越以北
小田村四郎 拓殖大学総長(元) 加瀬 英明 外交評論家 片岡 正己 評論家
小山 和伸 神奈川大教授 小堀桂一郎 明星大教授 清水馨八郎 千葉大名誉教授
安濃 豊 札幌ラジオ㈹ 泉谷 双蔵 東京医歯科大助教授 高橋 史朗 明星大教授
平田 文昭 評論家 東中野修道 亜細亜大教授 長谷川三千子 埼玉大学教授
藤岡 信勝 東京大学教授(元) 服部 朋秋 拓殖大学 藤井 厳喜 外事評論家
本間 正信 旭川大名誉教授 松田 義幸 尚美学園大学学長 三輪 和雄 日本世論の会会長
八木 秀次 高崎経済大教授 吉原 恒雄 拓殖大学教授 クライン孝子 拓大客員教授
山田 恵久 国民新聞社主 殿岡 昭郎 東京学芸大助教授(元) 米田 健三 帝京平成大教授 (元)
栗原 宏文 愛媛大教授(元) 相澤 宏明 展転社 安藤 豊 北海道教育大教授
湯澤 貞 靖国神社宮司(元) 水島 総 チャンネル桜代表 酒井 信彦 東京大学教授
田母神俊雄 航空幕僚長(元)
東海中部以西
筒井 勝美 英進館館長 浅井 藤雄 愛知学院大名誉教授 井上 順理 兵庫教育名誉教授
伊原吉之助 帝塚山大名誉教授 今里 正克 京都産大名誉教授 加藤 智也 関西学院大学講師
久野 潤 大阪国際大学講師 岡本 幸治 大阪国際大名誉教授 島田 洋一 福井県立大教授
久保 憲一 鈴鹿国際大教授 村上 学 兵庫通信代表 山本 和敏 日本時事評論社代表
小林 路義 鈴鹿国際大名誉教授 津村 忠臣 関西戦中派の会主宰 小森 義峯 憲法学者
新田 均 皇学館大教授 田中 勢津子 相愛短大講師(元) 松浦 光修 皇学館大教授
西尾 昭 同志社大学教授 徳永 信一 弁護士-大阪 丹羽 春喜 大阪学院大教授(元)
青木 英実 中村学園大教授 若井 勲夫 京都産大教授 大矢 吉之 大阪国際大教授
吉永 潤 神戸大学准教授 葛目 浩一 アイデンティティ主幹 柳原 弘毅 福岡教育名誉教授
金子宗徳 里見日本文化学研究所 清水 俊 阪大助教授 加藤 智也 関西学院大講師
中村 明 大阪大学教授
山谷えり子・自民党拉致問題対策本部長 「北に騙されないようチェック」「野党とも連携し態勢強固に」
インタビューに答える自民党の山谷えり子氏=参院議員会館(酒巻俊介撮影)
日本人拉致被害者らの安否を再調査する北朝鮮の特別調査委員会が立ち上がった直後に開いた自民党の拉致問題対策本部で、「皆さん、ブルーリボンバッジがお手元にあるでしょう。それを着けてください」と話しました。
このバッジは、国民みんなが怒っていること、解決を求めていることを表現しています。解決まで党をあげて取り組んでいく決意を持ち、みんなに朝、バッジを着けながら「今日一日頑張ろう」という気持ちになってほしいと願っています。
私が国会議員に立候補した理由の一つは、拉致問題をめぐるかつての政府の対応に疑問を持ったことです。昭和63年の参院予算委員会で、当時の梶山静六国家公安委員長が拉致事件の存在に初めて言及しましたが、私には政府が何も取り組んでいるようには見えなかった。その国家のあり方に疑問を感じたのです。「主権を侵害されて、見て見ぬふり、聞いて聞かぬふりをして、こんなに長い間このままにしておいていいのだろうか。それで国家といえるのだろうか」と。
当選してからは一生懸命資料をつくって国会議員たちに説明をして回って、みんなと解決に向けての輪を強くしていこうと思ったんですが、揶揄(やゆ)するような言い方をなさる人も多かったし、大きく報道されないうちはなかなか真剣に取り組んでもらえなかったですね。「問題だと思った人間が何倍もの熱意を持って取り組み続けなければいけないんだ」と、より強く認識するようになりました。
安倍晋三首相とは拉致問題の解決に向けて長く一緒に取り組んできました。特に印象に残っているのは、私が拉致問題担当の内閣府政務官だった平成18年に、(拉致被害者の横田めぐみさんの母の)早紀江さんたちが米議会の公聴会で証言する機会がめぐってきた時のことです。
その際、当時のブッシュ米大統領との面会も実現できないかと思い、外務省を通していろいろと動いたんですけども、なかなかうまくいかなかったんですね。最後は官房長官だった安倍さんがホワイトハウスに電話をしてくださって。
渡米の前日だったか、安倍さんが「多分これで大丈夫だ。ホワイトハウスに電話しておいたから」とおっしゃったので、「あぁ、これは実現するんじゃないかな」と思いました。
米国の大統領って、家族をとても大事になさるでしょう。特にブッシュ大統領は性格的にそういう傾向が強かった。だから、早紀江さんに会って感じたことをご自身の言葉で発信していただくことの意義は大きかったですね。実際、ブッシュ氏は「大統領になってから最も感動的な会合」とおっしゃいましたよね。
安倍さんも家族に対する思いがすごく強い。家族が和やかに、平和に過ごせる。それを守るのが政治の最初の務めでしょう、という思いがものすごく強いですよね。だから優しい。
そんな経緯があり、安倍さんには当時から戦略性と必要なタイミングは絶対に逃さないという資質をものすごく感じました。
実はこの時、私は早紀江さんの随行をできないはずだったんです。「海の外に渡るのは外務省の政務官であって、内閣府の政務官ではない」ということで。
でも安倍さんが「(山谷氏は)早紀江さんとのお付き合いが長く信頼関係もある。もし現地で何か起きた時は、全ての経緯を把握していて的確に対応できる人間がそばにいた方がいい」と言って、私も行けるようにしてくださいました。
米国の拉致問題に関する認識は、最近では日本と同じところまできていますけれど、韓国には韓国の事情があるように、他国とは温度差があります。北朝鮮には、国際社会の一員として各国とともに行動できる、尊敬される国に早くなってほしいと思います。
小泉純一郎内閣の時に拉致被害者が5人帰国されましたね。多くの国民が「ああ、拉致事件があったんだ」と認識したのは、あの時だったと思うんです。みんなが拉致事件を認識することができたのは、本当に大きな出来事だったと思います。
ただ、何だかもうこれで終わったような感じになってしまったような気がします。拉致事件の深刻さや被害者数などに関する認識はまだ足りないのではないでしょうか。
国家主権とは何か。なぜ北朝鮮による主権侵害をこれほど長きにわたって放置してしまったのか。そういった本質に触れるような報道が不十分だったことも要因の一つでしょう。
私たちも米国や韓国などに赴き、他国の拉致被害者の家族と連携したり、国連に訴えたり、街頭で訴えたりと、やれることは精いっぱいやっていますが、もっと訴えていかなければならないと感じています。
安倍首相は今回、北朝鮮に対する独自制裁の一部を解除する方針を表明しました。自民党の拉致問題対策本部でも「また北朝鮮にだまされるんじゃないか」といった懸念の意見が挙がっています。
しかし、北朝鮮の体質は首相が一番よくご存じだと思うのです。その首相がリスクも承知の上で扉を開いて、とにかく解決に向けて前進しようと決意された。私たちはそれを支えなければいけません。もちろん、だまされないようみんなでチェックし、申すべきことはきちんと申していかねばなりませんが。
自民党内だけでなく野党とも連帯して、拉致問題の解決に向けた態勢をより強固なものにしていきたい。そして、国民に理解していただけるような説明をしていくことが、私の仕事だと思っています。(豊田真由美)
◇
やまたに・えりこ 昭和25年9月、東京都生まれ。63歳。聖心女子大文学部卒。内閣府政務官、首相補佐官などを歴任。現在、参院自民党政審会長。衆院当選1回、参院当選2回。山谷氏の公式ホームページのURLはhttp://www.yamatani-eriko.com/