不明者DNA資料、614人の親族提供…北拉致


 古屋拉致問題相は13日、閣議後記者会見で、北朝鮮に拉致された可能性がある行方不明者について、全国の警察が今年5月末までに、不明者860人のうち614人の親族から、DNA型鑑定に必要な資料の提出を受けたことを明らかにした。




 不明者のDNA型鑑定資料を巡っては、北朝鮮が拉致被害者に関する資料を出してきた場合、本人確認に役立つとして、全国の警察が家族の同意を得て収集してきた。古屋氏は「希望家族からは全て採取を終えた。同意を得られていない家族に改めて意向を確認し、希望された場合には積極的に収集していく」と語った。