こんにちは。

桑原通夫です。

 

沖ノ鳥島に中国がブイを・・

なぜすぐに撤去させないのか・・

 

中国側が撤去しないのであれば

日本で強制撤去すればいいのでは・・

と思うのですが、

 

中国が大型ブイを設置した問題は、

発覚から約10カ月が経ちます。

 

日本政府は中国側に抗議している・・

ということですが

日本による撤去には踏み切らず、

相変わらず弱腰な姿勢です。

 

この問題の難しさは、そもそも両国の間で、

排他的経済水域と、

大陸棚の境界画定ができていない・・

ということにあるそうですが

 

暫定的な措置として、

日本は地理的中間線を境界と

しています・・

 

しかし、中国はそれも認めていない・・

ということです。

 

国際法上・・領海基線(干潮時の海岸線)から

200カイリ(約370キロ)までがEEZで、

沿岸国の主権的権利が及ぶことに

なっています。

 

そして、大陸棚が200カイリまで

延びていなくとも、

その海底や地下は大陸棚と

みなされます。

 

ところが中国は、

日中の間の海底にある

大陸地殻はつながっておらず、

 

沖縄トラフというくぼみのところまで

中国の大陸棚は延びていると

主張しているのです。

 

国際判例に照らせば、

大陸棚を沖縄トラフまで主張できる

という中国の考えは根拠に欠けていて、

 

日本の主張が妥当・・

ということです。

 

中国は日本の出方を伺っています・・

このような弱腰外交を続けていれば

 

まちがいなく尖閣諸島は

中国の領土となってしまいますよ・・

 

ブイの設置は完全なる違法行為です。

 

中国が動かないのであれば

さっさと日本側で撤去してしまえば

いいのです。

 

それで中国がとやかく文句を言ってきたら

国際法上に則って行ったことであり

違法設置した中国側に撤去費用を請求して

やればいいのです。

 

なぜ?それをやらないのか・・

なんでそう弱腰になっているのか・・う

と思うわけですが、

 

実は日本はかつて中国に対して

強硬な態度を取ったことはなかった・・

 

一時期(日中戦争)はありましたが

ほとんどが弱腰外交だったのだそうです。

 

中国から最先端の技術や文化を学び、

国家をつくってきた・・

という歴史があります。
 

ご存知のように、遣隋使、遣唐使のように

日本のエリートの留学先は中国でした・・

 

僧侶は最澄や空海に代表されるように

中国で勉強してくると、

帰国後は偉い僧正になれました・・

 

中国帰りが朝廷や仏教界でのさばり、

留学していない者たちは

それに素直に従った・・
 

これらは常に弱腰外交だったから

できたことだ・・

という人もいます。


しかし今の日本と中国を比べれば

何一つ中国に劣るものはない・・

人口の多さと国土面積以外は・・

文化的にも、経済的にも

先進国としての日本こそが

アジアの真のリーダーである・・

と思いませんか。

 

そう胸を張れないのが政治力であり

外交力の脆弱さ・・なのです。

 

最後まで御覧いただきましてありがとうございます。