山の洗礼(続) | KAORI 日記

KAORI 日記

日々徒然

ハイキングコースだから大丈夫!
と思ってナメていた我々に、山は教えてくれたのです。
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行きの道幅とこの帰りの道幅。
見てもらえれば解ると思いますが・・
一人が通る分しかありません。そしてもう少し狭くなります。

階段もなく、少し急な下りの山道を雷が追いかけて来る気配を感じながら、自然にみんなの足はスピードUP。
あんずはすぐに下り道と雷が恐くて「まま~だっこ~!!」
しばらくしてフエちゃんもだっこ。

どんどん辺りは暗くなり、視界が悪くなって来るし、雷も近くなってくる気配。
私はあんずをダッコしてるのにちっとも重くなく、足取りはなぜか不思議と軽いのです。

山頂でおいもをふかしてみんなに振舞っていたおじさんが、「俺もこっちだから~」とラジオを付けながら後ろに着いて来てくれてるのがなんとも安心感がありました。

でも・・降って来てしまったのです。
パラッパラパラッ!? 
ヒョウです!!
その後はもう視界が遮られる程の大雨!
3m先のフエちゃん家族がかろうじて見える。

あわてて杏にカッパを着せて、1本持って来てた傘を開き椛と相方に。
大人のカッパは朝リュックに入れてくれてた!と濡れながら、ナカナカ出せずに怒られながら、やっとあった!!!と思って開けたらまさかのズボンのみ・・・
怒る気にもなりません。だってもうすでに全身ずぶぬれですから。

一緒に下りてくれたおじさんが「もう少しで木が無くなるから、杉の木の影で待とう」と「少しおさまった。もう少しで屋根のある所だから行こう」と指示してくれ、あっという間に川になった細い山道をそれぞれ子供をダッコして降りて行ったのです。
全身濡れた衣服が重い!でもあせる足取り!滑る~!!

歩き出してすぐ、少し先に歩いていたフエちゃんパパが、道端に座っているのが見えます。
なんと!「ポキッっていった。歩けない。」と。。。

雨の中一人残してみんなは急いで下山。(なんとフエちゃんママはひなちゃん背負ったままフエちゃんだっこして!)
5分か10分か(夢中でよく分からないけど)行くと道路に出ました!
おじさんは下りてすぐ近所の方で、子供達の為に可愛いきれいなタオルと私たちの為に着替えを持って来てくれ、農民センター(集会所?)を開けてくれました。
とにかく子供達は急いで着替え。うちの相方は急いでフエちゃんパパ救出に。
その後すぐ奥さんまで来てくれ、椛のズボン(お孫さんの)やらママたち用に下着まで持って来てくれ・・ホントにホントにお世話になりました。。。

子供達は着替えて、おやつタイムになり不安顔もすぐにニコニコに。(あ~よかった!)

フエちゃんパパも相方のおんぶで下山。
痛そうだけど、笑ってくれてるのでみんなも少し安心。
結局やっぱり骨折していましたが・・・

ちなみに、ポケットに入れていた私の携帯も操作不能になりました。(データは無事☆只今修理中です)

小さくとも山は山。
40分程度の道のりでもナメてはいけません。

そして、雨具は全員完璧に!(杏は撥水生地のカッパだったので結局しみて濡れてしまった)
リュックの中の着替えはビニール袋に!
大人の着替えも必要!
ヘッドライト持参!
携帯は防水の入れ物に!!
靴はトレッキング用で!!!

一度に色々学んだ日曜日でした。