いろいろな人たちが言うように、私たち人間はとてもすばらしい存在なのだ。


でもそれを真に理解するには、まず、

その「すばらしい存在」にどれだけのエゴや葛藤が塗りたくられているのかを理解しなくてはならない。

それら後から塗りたくったものを理解したら、心から「もう要らないわ」と手放す気持ちになる。


そうやって何十万、何百万ものエゴや葛藤を【理解して】手放し続ける。

そして思い込み(思考)や行動を、すこやかな望ましい方向に修正していく。


修正し続けるうちにだんだんと、「すばらしい存在」としての思考や行動に切り替わってくる。


ーーそれが人間としての自然な流れだ。


だから、「覚醒」「目覚め」は、特別なことではなく、ごく当たり前のことなのだ。





それなのに、手っ取り早くアセンションしたがる人たちは、

誰かの「私たちはすばらしいんだ」「日本人はすばらしいんだ」という情報だけ聞いて一時的に枯渇した心が満たされ癒され、

何一つ手放さないのに「私はすばらしい存在だ」と思い込もうとする。


しかし、実体験・現実では何も起こらない。起こるわけがない。当たり前だ。


自分に「塗りたくったもの」「塗りたくられたもの」を理解しようとしないのだから。

思考や行動のパターンを見抜き、修正しようとしないのだから。



結局アセンションって、

自分の手で一つ一つ、自分のことに気づいていくしかない、超地味な道なのだ。


焦りや葛藤から、今すぐ何とかしたいと短絡的に考える人は多いが、実は「真に取り組みはじめてから」軽く10年から30年はかかる話なのだ。


(「なぜ私は、ものごとを短絡的に片付けたがるのか?」というのも観察しなくてはならないんだよね指差し