同年代の著名人さん達の訃報が相次ぎ、なんと無く自分の年齢について思うことの多い今日この頃
ドラマ『春になったら』の木梨憲武さん演じる主人公のお父さんで末期がん患者の年齢も、実際の木梨さんそのままに私と同い年。
そういう年齢なんだよなぁと思う年代なわけで…
そんななか、去年の私達のバンドライブに来てくれた大学の同級生仲間が発案してくれた同窓会が1週間後となった。
卒業40年記念と銘打った同窓会。
場所は母校のあった場所周辺。
同窓会と言ってもそんな大規模なものではない。
我が母校は極小規模の女子大で、一学科一クラスで40名だけ。
一学年4学科だったから、同期は全学科合わせて160名だけ。
その中のクラス会なのだから、全員集まったって40人だけ。
6年前に大学全体の卒業生総会にあわせて、卒業以来初めてという感じのクラス会があって、その時に集まったメンバー中心に10数名のLINEグループができた。
その同窓会には私も参加していた。
たった40名で4年間を共に過ごしたにも関わらず、あまりまともに話してなかった人もいたのだけど、それにもかかわらずやはり青春時代(死語なのか?笑)を共に過ごした仲間との再会は思っていたよりとても楽しかった。
そもそも私は大学時代くらいまでは今よりずっと内向的で人と積極的に喋れず自分の世界に閉じこもりがちで、勿論友人も少なく、クラスの中でそれほど皆と喋れていたわけではない。
それなのにその同窓会に集まった当時それほど親しくなかったメンバーが、私を覚えていてくれたことだけでもとても嬉しく、同時代を同じ場所で過ごした仲間の有り難さがひとしお感じられたのが印象的だった。
私の今やってるバンドメンバーの1人は同窓生なので、それから私達のライブにはそれまで以上に同窓生が来てくれるようになり、去年来てくれたメンバーがライブ終了後に話をする中で今回の同窓会の発案があったようだ。
発案してくれたのは関東在住の同窓生。
そして私がここ30数年住んでいるのは、たまたま大学のあった市内。
「あった」と過去形なのは、大学自体は数年前に統廃合により実質的に無くなり、大学の建物も取り壊されて今はその跡地が単なる空き地となって残っているという状態なのだ。
今回の同窓会は、その跡地周辺を散策しながら皆で旧交を温めるというもの。
大学のあった街に今住んでいるのは私だけ。
というわけで同窓会幹事の1人としての役目を仰せつかった私。
と言っても、大学跡地近くでランチの場所を探して予約して、あとは当日散策する大学跡地周辺を下見しただけなんだけど。
当日参加予定は、40名中16名。
遠方に住んでいたり連絡もつかない人もいることを思うと、まずまずの出席率なのではないかな。
何より、実家が関西方面とはいえ、関東在住のメイン幹事がわざわざ同窓会のためにこちらに来てくれるだけでもすごいことだと思う。
世間一般(?)の人達の同窓会事情は全然わからないけど、同窓会出席って色々難しいことがあると思う。
自分自身1人の状況としても同窓会にわざわざ行って会って話をしたくない心情的な理由って色々あるだろうし、会いたくても会いに行けない家族や自分の身体的や経済的な事情もあるだろうし。
同窓会ってリア充(これって死語か?)自慢ってところは少なからずあるだろうと私は感じてるし。
一般的に考えて女性の場合、配偶者の理解や家族の状況っていうのも大きいだろうな。
私達の年代の女性あるあるで言うなら、少し前は子育てが大変で、それが落ち着いたら今度は親の介護が大変で、とか。
そこに勿論、男性と同様仕事の状況も加わるわけで。
そんな中で多人数で同級生が会える機会って本当に有難いものなのだと、この年齢になって改めてしみじみ思う。
「いつかまた」が実現しないことの方が多いのでは?と思う年齢、今この機会を大切にしたいと強く思うのだ。
同窓会は1週間後。
母校跡地周辺は地元では桜の名所。
満開は無理そうだけど、幾ばくかの🌸と、懐かしい友達の元気な顔に会えますように!