地球は当たり前のことをしているだけかもしれない | HIROのホリスティックヘルス探究記

HIROのホリスティックヘルス探究記

人を「本当の健康」に導きたい!大きすぎる人生目標がある。人は十人十色。みんなみんな違うのに「この方法なら大丈夫」なんてのがあるわけない。どうすればいい?まだまだ探究中。そんな私の探究記録です。

6年ぶりくらいにブログを書いています。

コロナウイルスで世界中が揺れ動き、恐怖に陥っています。

ヨガの世界でよく使われる言葉・・・「目に見えないものの方が大きな力を持つ」

通常これは人間の持つ「クンダリーニ」と言われている底力みたいなものに対して言われることですが、

今回は見えないウイルスに対して「本当だなぁ」と、思っています。

 

最初にお断わりしておきますが、私もこの状態において、収入も減っておりますし、恐れを抱いていないわけではありません。

世界で起こっている凄まじい現状に胸も痛みますし、今後日本で起ころうとしていることにもヤバさを感じます。

ワクチンが出来、感染に対して一安心したとしても、その後の経済状況は目も当てられないだろうなとも思います。

私はヨガインストラクターでもありますが、本業は歯科医師です。

自慢にもなりませんが、歯科医師は「コロナに感染しやすい職業ナンバー1」です。

コロナに感染している患者さんのためにお仕事なさっているドクターやナースより感染しやすいと言われています。

すぐ目の前に口がある、血が出る、咳き込む、唾液がある、空中にエアーを散布する機械類と共に常に仕事をしている・・・。

もちろん数々の対策はとっているけれど(もし、あなたが通っている歯医者さんの設備や対応に、なにも以前と変化がないのだとしたら、ちょっとそこに通うべきか考えた方がいいかもですよ)、それは患者さんが院内で感染を起こさないようにするための対策であって、私たちスタッフは防ぎようがない部分もあります。

感染に気付いていない無症状の患者さんが受診なさったとしたら、私たちスタッフへの感染危険度はかなり高いです。

危険なのは歯科医院に患者さんとして行くあなた、ではなく、私たち歯科医やアシスタントですので、決してそこを間違えないでください。

と、こんな風に、皆さんと同様、ネガティブな感情も持っています。

 

が、しかし・・・

どうしても私は「地球」の気持ちになってしまいます。

わたしは、今のこの状態を、必要に迫られて引き起こしたのは地球だと思っています。

 

中国がコロナを作ったとか、中国が悪いとか言われていますが、悪いのは「人間」です。

そもそもウイルスなんて撲滅できないんです。人類が完全に撲滅出来たウイルスは天然痘のみ、と言われています。

ウイルスの特徴は変異。どんどん「態」を変えていくものだから、撲滅なんてできないの。

なのに人間は薬に頼り、薬を飲み過ぎ、また新たな、既存の薬が効かない新種のウイルスを生みだすことになっていくわけです。

結局これは繰り返されるし、繰り返せば繰り返すほど、複雑なウイルスになっていく・・・。

新コロナはその一例。

色んな噂はあるし、誰かのせいにしたくなるのは人間の性分かもしれないけど、中国のせいにするのを聞いていて、良い気分にはならないなって思いました。

 

話がちょっと変わりますが、earth(2007年公開みたいです)という映画を見た時に(見たのは半年前くらいです)、ホッキョクグマが地球温暖化のために、氷が薄くなり割れてしまうため、獲物を捕獲できずやせ細り、それでも必死に生き・・・最後に力尽きて死にゆく様を見た時には、そんなことが起こっているとは、知らなかった・・・と、すごく罪悪感でいっぱいになったのを覚えています。覚えています、というか、その時から一日たりとも、そのシーンを忘れることはないんです。

「みんなに見てほしい。私たちは便利になるようにと色んなものを開発し、使っているけれど・・・ホッキョクグマなんてほんの数頭しかいないかもしれないから、どんなに苦しくても何も訴えることは出来ないし・・・少数派として多数決に負けるかのように泣き寝入りして絶滅していくかもしれないけど・・・でも、みんながこの映画を見たら、何かが変わるかもしれないのに。私一人がそう思ったって何もできないーーー!!!」と、思いました。

 

地球温暖化。

私たちはそれについても、「以前と気温が違う」とか、「桜の開花が早い」とか、「台風の威力がどうだ」とか、自分たちのメリットデメリット目線でしかとらえていないです。

大気汚染も、水質の変化も、何もかも。

人口増加も。

世界の人口は増え続ける一方でいまや、「地球が丁度いい」、と思える人口の3倍も4倍もの人類がこの地球上に存在しているとも言われています。「子供が足りないから、子供を産みなさい。年寄りは高水準の医療で長生きさせます。」これも、人間に都合のよい考え方なんじゃないかな、て思います。

 

だから、私にはどうしても、今回のこの状態は 、「とうとう地球が自己調整を始めたんだな」 としか思えないんです。

だって、もし私が地球だったら、この状態はつらいもん。

これがさらに悪くなるとしたら、自らなんとか改善しようって思うもん。

暑すぎず、空気も水もきれいなのがいいし、自分の為に誰かが争ったり辛かったりしない方が良いし、面倒見てあげたいのに面倒見きれないような沢山のものがあったら、減らして面倒見てあげたいと思うもん。

蓄えてきた資源を、せっかく使わせてあげたのに、それで喧嘩したりするなら、値段下げて価値下げて、喧嘩辞めさせたいと思うもん。

 

私はそんな気持ちになって仕方ないです。

コロナで世界中が大騒ぎになっていて、ここ埼玉だって日に日に感染者が増えているのは本当に恐怖だけど

 

でも、地球の気持ちがわかるような気がします。

 

例えば、アリの巣を、故意にではないけど、壊しっちゃったことが何度も過去にあります。

壊しちゃうと、中から沢山のアリが出てきて大騒ぎです。

言葉は無いけれど、きっとありの世界では大惨事に違いなかったはずなのに、私はあ~あ、壊しっちゃったな、で終わっていました。

 

地球から見たら私たち人間はアリよりきっと小さいです。

もしかしたら何か小さなものが騒いでるな、と、今地球も思っているかもしれません。

でも、地球が自己調整をしているんだとしたら

 

大都市や先進国が電力消費を減らし

外出や渡航を減らすことで大気汚染を

工場が停止することで水質汚濁を

船では感染が蔓延しやすいから、船の使用をひかえ、海の生物を守り

世界人口がもう少し減り

それら全てが最終的に地球温暖化を多少なりとも抑制するまでは

 

この事態は続くに違いないと思うのです。

 

地球上のどこか偏った地域だけでなく、地球という大きな単位で全体を調整するためには

こうするしかなかったんだな、とさえ思います。

 

私は、自分のことを親身になって思ってくれる人がいたら、嬉しいです。

地球も同じかもしれないなって思います。

今この非常時に、恨んだり怖がったりするだけでなく、少しでも地球の気持ちになれたら、なにかが変わるのかもしれないなって思います。

 

こんな事態が引き起こされてから、さらに毎日のようにホッキョクグマが頭から離れません。

私は困っている。

早くこの状態が終わってほしいと思っている。

終息したとしても、その後に待つ世界の経済状態を考えると、恐ろしくて考えるのをやめてしまう。

 

でも、ふと、ホッキョクグマは笑顔になれているかもしれないなと、心から少し安心している私もいるのです。

 

この話に終わりも結論もありません。

earthを見た後には、何もできなかった私でしたが、もしかしたらこの文は、何人かの人が見てくれるかもしれません。

 

だれかを怒らせたり気分を損ねたりするために書いたのでは無いことを心底お伝えします。

なにも役に立たないまま終わるかもしれないけど、もし何か共感していただける部分がどなたかあれば、幸いです。

ただ、それだけでなんです。